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<日本で一番悪い奴ら>主演・綾野剛&白石和彌監督に聞く 演出は「綾野とセッションしている感覚」

まんたんウェブ 6月26日(日)16時41分配信

 俳優の綾野剛さんが悪徳刑事に扮した映画「日本で一番悪い奴ら」が25日に公開された。北海道警察で実際にあった“日本警察史上最大の不祥事”について、モデルとなった道警の実在の刑事の手記「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」を基に、映画「凶悪」(2013年)の白石和彌監督が映画化した。白石監督と綾野さんに話を聞いた。

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 ◇「役が独り歩きするのは最大の演出」(白石監督)

 映画は、やらせ逮捕、拳銃購入、果ては覚醒剤の密売まで、“点数稼ぎ”のためにあらゆる悪事に手を汚した北海道警察本部の刑事、諸星要一の、狂気と波乱に満ちた四半世紀を描いている。諸星を演じたのが綾野さんだ。

 「これは諸星の話ですから、僕の思いというより、むしろどのタイミングで綾野君が(役に)入り切ってくれて、この役が独り歩きしてくれるかということが、最大の演出だろうとずっと思っていました」と語る白石監督。その思いに応えるように綾野さんは、撮影の初日、2日目くらいから、カメラが回り始めた瞬間、「完全に諸星になっていた」という。白石監督は「綾野君がやることが諸星のやること」を念頭に、多少の提案をしつつ、「一事が万事、(綾野さんと)セッションしている感覚」で演出していったという。

 その白石監督の言葉に、「個人的には、ほぼ監督のアイデアで諸星は形成されていたと思っています」と応じる綾野さん。綾野さん自身は、「監督が一番楽しむ姿を見たい」と思いながら演じていたといい、白石監督が出したアイデアの方が「圧倒的に面白かった」とか。例えば、捜査費が底をつき、拳銃が買えなくなった場面について、「あそこのシーンは、重くも全然できたんですよ。ところが監督は、『じゃあ、皆さんが高校球児になって、甲子園を目指そうよ!という感じでお願いします』と。俺、もう、そこで大爆笑で……」と思い出し笑い。しかし、「特別なことを普通にする」からこそ、「よく見たら、すげえ、じわじわくる」場面になったと、白石監督の演出をたたえる。

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最終更新:6月26日(日)16時43分

まんたんウェブ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。