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【週間為替展望】日銀介入期待とショートカバー期待で上昇か?

ZUU online 6月26日(日)19時10分配信

20日の東京市場は、ドル円相場が104円79銭で始まり、104円86銭まで上昇したものの、上値の重い展開となった。海外市場でも、上値の重い展開は継続し、英国国民投票を控え、ポジションを調整する動きから、一時、103円77銭を付けた。

21日の東京市場は、前日の流れを引き継ぎ、103円58銭まで下落したものの、麻生財務相の発言から、104円台半ばまで値を戻した。海外市場では、英国のEU離脱懸念の後退から円売りの流れとなり、一時、105円07銭まで上昇した。

22日の東京市場は、104円台後半から、日本株の下落に連れる形で、104円30銭まで下落した。海外市場では、EU離脱懸念の後退から、下げ渋る展開となり、104円台半ばでニューヨーククローズとなった。

23日の東京市場は前日に続き、EU離脱懸念の後退からリスクオンの流れが継続したものの、104円台後半まで上昇後、104円04銭まで下落した。海外市場では、ブックメーカーのオッズなどからEU残留優勢との見方が広がり、米新規失業保険申請件数も良好な結果となったことで、106円15銭まで上昇した。

24日の東京市場は、朝方は、EU残留が優勢との見方から106円台で推移したものの、一転してEU離脱が優勢との報道がなされると、99円程度まで下落した。その後、EU離脱派勝利が確定したもののレートチェックのうわさや介入期待が膨らんだことで、100円から103円程度で推移した。海外市場では、小動きとなり、102円から103円程度となった。

■今週の為替展望

今週注目される経済指標は、28日の米1-3月期GDP確定値、28日から29日のEU首脳会議、30日の5月鉱工業生産、1日の5月消費者物価、5月労働力調査・有効求人倍率、5月家計調査、6月調査日銀短観、6月消費動向調査、中国6月製造業PMI、米6月ISM製造業景況指数などである。

今週の外国為替であるが、注目されていた英国の国民投票が、予想されたEU残留ではなく離脱となったことで、リスクオフの流れが継続すると考えられる。ただ、G7財務相・中央銀行総裁は、国民投票の結果を受けて「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは経済・金融の安定に悪影響を与えることを再確認する」と声明を発表するなど、金融市場混乱回避に向けて協力することで一致しており、麻生財務相と黒田日銀総裁は共同談話を公表し、介入も辞さない姿勢を示した。さらに、オーバーシュート気味に100円割れ水準まで下落したことも考慮すれば、更なる円高は考えにくいのではないだろうか。

テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドはローソク足が、マイナス2σを超え、下ヒゲはマイナス3σ程度まで伸びており、週足14週のRSIは、30%程度となっていることから、円が買われ過ぎといえる水準となっている。

以上を考慮すれば、介入期待とショートカバー期待、テクニカル面で円が買われ過ぎている点から強気で考えるのが妥当だろう。(ZUU online 編集部)

最終更新:6月26日(日)19時10分

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