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<北朝鮮写真報告>外国人が絶対に見られない平壌の裏通り7 「いつもきれい」な平壌のカラクリ撮った!(中)身なり悪い人の地下鉄乗車阻止する憲兵 写真5枚

アジアプレス・ネットワーク 6月26日(日)7時30分配信

「革命の首都・平壌」は、外部からの訪問者の行動範囲を徹底して制限し、政府が見栄えが悪いと判断する光景が、訪問者の目に触れないようなシステムを作ってきた。

【関連写真を見る】 兵士が平壌に入る女性をチェックしている

平壌を取材するメディアの映像には、身なりのみすぼらしい人も、大荷物を抱えて商売に励む女性の姿も映ることはない。

平壌には特権階層だけが住むわけではない。他都市に比べ特別待遇があるとはいえ、200万を超える人口の大部分は、その日その日をなんとか暮らしている庶民たちである。

北朝鮮政権は、普通の庶民の姿を外国人の目からどのようにして匿しているのだろうか?その仕組みの一端を平壌に住むアジアプレスの取材パートナーであるク・グァンホ氏が撮影した。

2011年6月、平壌市郊外の大城(デソン)区域。ク・グァンホ記者は地下鉄革新(ヒョクシン)線の終点、楽園(ラグォン)駅で、軍人が駅への入場規制を行っているところに出くわした。服装や荷物をチェックし、身なりの悪い人を市中心部に向かわせないための検問だ。

よくあることだとして、ク・グァンホ記者は次のように言う。
「まず背嚢(リュック)を背負っていると絶対だめ。服装がみすぼらしい人も止められる。コチェビ(ホームレス)ももちろんアウト。仮にうまくすり抜けても、中心部の駅でも検問をしていて留め置かれる」。

この「身なり検問」は毎日やっているわけではなく、外国人が団体で平壌を訪れるような時(それ自体を行事と呼ぶようだ)に行うのだという。

検問を担当している警察ではなく警務兵(憲兵)だ。一般兵士も取り締まらねばならないので警務兵の任務になっていると思われる。

「いつもきれい」な平壌を維持するために、こんなカラクリがあるとは驚かされるばかりだ。

この「身なり」検問。不便を強いられる平壌市民が、強い不満を抱いているのは言うまでもない。(石丸次郎)

最終更新:6月26日(日)13時3分

アジアプレス・ネットワーク

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。