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“住みよさ”V5の印西市 全国1位に君臨し続ける理由 県別は千葉と茨城が高順位

ちばとぴ!チャンネル 6/26(日) 13:13配信

東洋経済新報社が全国813都市を対象に調査した2016年の「全都市住みよさランキング」で、またまた印西市が総合1位となりました。1993年の調査開始以来、初となる5年連続の首位です。

住みよさランキングとは、東洋経済が公的統計をもとに、現状の各市が持つ“都市力”を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5項目に分類し、その中の計15指標について偏差値を算出、総合評価をはじき出したものです。

[安心度]指標:病床数、待機児童数など
[利便度]指標:小売販売額、大型小売店舗面積
[快適度]指標:都市公園面積、転入・転出人口比率など
[富裕度]指標:財政力指数、地方税収入額など
[住居水準充実度]指標:住宅延べ床面積、持ち家世帯比率

◆充実の商業施設

さて、上記5項目から全国総合1位の印西市を分析してみましょう。

同市は、利便度3位、快適度15位、富裕度60位、住居水準充実度176位、安心度641位となっており、利便度と快適度が総合順位を押し上げていることが分かります。

北総線千葉ニュータウン中央駅周辺には、徒歩圏内にイオンモールやコストコなど大型商業施設が並び、数値的にも人口当たりの「大型小売店店舗面積」指標で1位だったことが利便度を押し上げた要因です。

快適度では、駅の南に緑豊かな県立公園が広がります。さらに、千葉NTの開発に伴う人口流入で「転入・転出人口比率」指標が33位、それに伴う「新設住宅着工戸数」指標が31位だったことも快適度アップに貢献しています。

一方で、病床数などを指標とする安心度は全813都市の中で641位と比較的下位にあり、全国総合1位だからといって暮らしの課題がないわけではありません。

◆関東では千葉、茨城がしのぎを削る!

このランキングを県別で眺め直すと、どうなるでしょうか。

関東ブロックのベスト10を県別で分類すると、

【千葉県】
1位(全国1位)、印西
4位(同16位)、成田
9位(同63位)、木更津
10位(同68位)、流山

【茨城県】
2位(全国11位)、守谷
3位(同12位)、つくば
5位(同40位)、那珂
6位(同41位)、神栖

【東京都】
7位(全国46位)、武蔵野

【群馬県】
8位(全国55位)、太田

となります。千葉と茨城の両県で4都市ずつランクイン、住みよさが拮抗していることが分かります。ちなみに、成田市は利便度と富裕度が高評価で昨年より順位を上げました。

千葉県勢ではほかに習志野市が関東11位(全国75位)、白井市が同20位(同98位)と、関東ベスト10入りへ虎視眈々です。

東京都内では唯一、住み“たい”街ランキングで上位常連の吉祥寺を抱える武蔵野市が関東7位にランクイン。憧れと住みよさを両立しています。

一方、神奈川県内は逗子市の関東15位(全国86位)、埼玉県内はふじみ野市の同16位(同87位)が最高で、関東ベスト10に入る都市はありませんでした。人気の神奈川県鎌倉市は関東19位(全国97位)と、意外にも“住みよさ”の観点からは偏差値が低いようです。

住みよさで全国的にも高評価の都市が多い千葉県。都市ブランドの向上にもつながる一方で、地域の課題が定量的に浮き彫りになる良い調査です。

市民が課題を共有し、さらに住みよさが向上できるよう、官民一体となってまちづくりに取り組んでいきたいですね。

最終更新:6/26(日) 13:21

ちばとぴ!チャンネル