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BEGINら嘉手納で“うた開き”「うたの日コンサート」盛況

MusicVoice 6月26日(日)12時10分配信

 BEGINが25日、沖縄県嘉手納町兼久海浜公園で『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2016 in 嘉手納』を開催。今年は「来場者全員が出演者」というコンセプトのもと例年とは異なった内容。きゃんひとみ、与座よしあきを司会に、BEGIN、小野リサ、かりゆし58らが集まり、盛り上がった。また、この公演に合わせメンバーの上地等のキャリア初となるソロアルバムの詳細、BEGINの2016~2017の新しいツアーも発表された。

 2001年からBEGINがスタートした「うた」をお祝いする「うたの日コンサート」。今年で16回目を迎え、嘉手納町兼久海浜公園での開催も4回目。一足早く梅雨明けした沖縄の会場に広がる夏空の下、本番前のスコールに祝福されながら、コンサートは幕を開ける。

嘉手納町長の開会宣言でステージはスタート。開催年毎にその内容と趣旨も少しずつ変化と進化を遂げてきた“うたの日”。昨年から来場者参加型の「観客も出演者」をコンセプトに開催、プロとそうでない人達も含め、今年は昨年の2倍となる総勢800人以上が出演者。“コンサートはお客さんとつくるもの“と多くのアーティストがステージでよく口にすることも多いが、それを最も体現化したコンサートの一つともいえよう。

この日冒頭から、沖縄の平均年齢71歳のシニアコーラスグループONE VOICEとの「ひとにやさしく」(THE BLUE HEARTSカバー)や、ダンスムービーが地元でブームとなっている沖縄ファミリーマートCM曲「国道508号線」のCM出演者27人と共演、LIVE DAMカラオケ企画で選ばれた伊藤美優さんの「海の声」のバック演奏を務めるなど、ジャンルやキャリアを問わず、多くの出演者とコラボレーションを繰り広げる。途中、沖縄銀行創立60周年イメージソングでCMで流れ始めたばかりの「苗」を初披露、新曲にも関わらず客席とのコールアンドレスポンスが完成してしまうほど、彼らの地元での“愛され度”を再認識させる。

 続いてハワイアンミュージックを奏でる女性ユニットLala Ka Pua、ブラジルサンバカーニバルでの日本人初の姉妹パシスタとなる歌う琉球サンバユニット・宮城姉妹、台湾を拠点に活動するユニット・漫漫説(マンマンシュオー)とのコラボステージ。特に、ハワイのフラと沖縄のエイサーを、BEGIN流の解釈で融合させたエイサー太鼓とフラダンサーズ他総勢200名を超える出演者との「ウルマメロディー」はこの日前半のハイライトシーンとなった。

 前半を締めくくるのはBEGINによる「オジー自慢のオリオンビール」「笑顔のまんま」など代表曲の数々をノンストップで届けられたブラジル音楽をルーツとした”マルシャ ショーラ・メドレー”。マルシャ特有の2拍子のリズムに乗せて華やかなアレンジで生まれ変わった楽曲たちに華を添えるのは、一般募集され宮城姉妹にレッスンを受けた沖縄県民を中心に編成されたサンバチーム。その完成度にメンバーも驚きながら、前半戦終了。

 休憩をはさみ、再びBEGINが登場、『エイサーの部』と称されたパートではエイサー隊が「三線の花」「オジー自慢のオリオンビール」などおなじみの島唄を荘厳に引き立てる。特に昨年話題となったした「海の声」をエイサー隊とのコラボで披露するのは実は初。客席からも歓声があがる。

 と、ここでサプライズゲストとしてNHKの音楽番組「バナナ♪ゼロミュージック」バナナマンと久保田アナウンサー、サイトウ”JxJx”ジュンが登場。かねてからバナナマンの2人が会ってみたいアーティストにBEGINを挙げており、それならうたの日に行ってしまおう!と飛び入り参加。沖縄への観光客を歓迎する「いちゃりば結」で会場をひとしきり盛りあげてステージを後に。日暮れが近づき空が色づく中「島人ぬ宝」でこのパートを締めくくる。

 続いてはボサノバの第一人者、ブラジル・サンパウロ出身の小野リサが登場、「イパネマの娘」など3曲を披露。会場を心地よくクールダウンさせる。

 ここで再びマルシャ ショーラパート。ボーカル比嘉栄昇が「マルシャという宝物を教えてもらった」とブラジル音楽との出会いを語り、小野リサのヴォーカルによるマルシャ最初の曲と言われる「O Abre Alas」でメドレーがスタート。そこから日本・ブラジルでもなじみの深い「また逢う日まで」「月がとっても青いから」「いつでも夢を」更には「勝手にシンドバット」と続き会場を大いに盛り上げる

 そしてこの日、うたの日2回目の出演となるかりゆし58がトリで登場。やや緊張の面持ちのメンバーだが、「うたの日おめでとうございます!うたを大切にする、歌を愛でる,音楽を大事にするこんな素敵な「うたの日」のステージの最後にたてることをとても光栄に思います。うたに、そしてここにいるすべての皆さんに感謝します。ありがとうございます!」とボーカル・ベースの前川真悟が感謝を伝え「アンマー」他「ゆい」「ナナ」と続く。最後に「オワリはじまり」を披露、「これから先も”うた”の傍にいてください。またうたの傍で逢いましょう」と、BEGINの思いを受け取ったステージングを務めた。

 すべてのアーティストのパフォーマンスを終え、比嘉栄昇が「10周年の彼らにトリを務めてもらいました、最高だった、おめでとう!」と祝福の言葉を贈り、ファイナルへ。ここで改めて今年のうたの日の意味について「今年は5年に1回行われる“世界の ウチナーンチュ大会“が10月に行われます。世界の各国にいるウチナーンチュが故郷にみんな集まります。今回はうたの日コンサート2016でもありますが、このウチナーンチュ大会にバトンを渡すつもりで、このステージはまだ終わらないという事で大会へ手渡したいと思います。」とくくり、「これは誰がどうということではなくここにいる全員が参加者です!最後にもう1曲演らせてください」と、「バルーン」へ。ブラジルへの最初の移民を乗せた船“笠戸丸”に由来する、同大会の公式マスコット「笠丸」も登場、会場中が誰が出演者か観客かわからないカーニバル状態に。そしてぎりぎりまで持つかに思えた天気も曲途中で豪雨に。突然の事に戸惑うも、出演者も来場者もずぶぬれになりながら、最高潮のボルテージのまま今年のうたの日コンサートは幕を下ろした。

最終更新:6月26日(日)12時10分

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