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ストリート・スナップの伝説が死去 NYが愛したビル・カニンガム

BuzzFeed Japan 6月26日(日)10時48分配信

ファッションフォトグラファーとして、50年以上にわたって、街角のファッション・トレンドを撮影してきたビル・カニンガムさんが25日、亡くなった。カニンガムさんがコラムを担当していたニューヨーク・タイムズが報じた。脳卒中で入院していたという。87歳だった。
【BuzzFeed Japan】

日本でも2013年に公開されたドキュメンタリー「ビル・カニンガム&ニューヨーク」で描かれたように、カニンガムさんは自転車に乗り、青い上着を羽織り、思いつくまま、ニューヨークのファッショナブルな人々のスナップを撮り続けた。スナップされた人は、セレブも、そうでない人もいた。

担当していたニューヨーク・タイムズのコラムでは、移り変わる街角のファッション・トレンドを、紙面とウェブサイトの両方で記録し、発信しつづけた。
カニンガムさんは「私はちょっと変わった記録屋なんだと思います」と、2002年に話している。

カニンガムさんは、新聞社の「シカゴ・トリビューン」で働いていた1960年ごろにストリート・スナップを始めた。仲間のフォトグラファーが「ノートのように使えばいい」と、小さなカメラを渡してくれたのが始まりだという。
「ショーとストリートの両方を撮影しないと、デザイナーが買ってほしいと思ったアイテムを、人々がどのように解釈しているか分からない、と気がついた。それで、ストリートの要素が抜けている(から必要だ)、って思った」

米ヴォーグ誌の編集長、アナ・ウィンターは、映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」の撮影関係者に、「私たちはみんなビルのために服を着るの」と話した。
映画の中には、カニンガムさんが、フィルムのネガでいっぱいの狭いアパートで暮らしている様子も描かれる。カニンガムさんは潔癖なほどに、撮影で訪れた華やかなパーティーで食べ物や飲み物を受け取ることを断った。「面白みのある服を着ていない限り、セレブと話さない」と語った。

2008年、フランス政府からフランスの最高勲章・レジオンドヌール勲章を授与された。2009年には、ニューヨーク市のLiving Landmark(生きているランドマーク)になった。

ニューヨークのデブラシオ市長は「ビルの青い上着と自転車を忘れません。でも一番心に残るのは、彼が捉えた鮮やかでいきいきとしたニューヨークの姿です」とツイートした。

アーティストのウェンディ・マクノートンはカメラと青い上着の絵をシェアし、カニンガムさんを追悼した。

ニューヨーク・タイムズの発行人、アーサー・オークス・ザルツバーガー・ジュニアは「私たちは伝説を失いました。私は同時に友人を亡くして、悲しみにくれています」と語った。

最終更新:6月26日(日)12時31分

BuzzFeed Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。