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生徒の携帯電話校内持ち込み禁止は行き過ぎ 韓国人権委が陳情受け勧告

ハンギョレ新聞 6月26日(日)11時42分配信

携帯電話押収され「通信の自由侵害」と陳情 学校、生徒の人権尊重をし校則を変更

 キム・ミョンジン君(16、仮名)は中3だった昨年6月、学校の昼食時間に携帯電話を使ったため罰点を課され、担任の教師に携帯電話を押収された。キム君が通っていた仁川(インチョン)K中学校は、遅刻、携帯電話、ごみがない学校を標榜する「3無運動」を繰り広げ、生徒たちの携帯電話の校内持ち込みを厳しく統制した。修学旅行のような例外を除けば、生徒は校内で携帯電話を所持することもできない。携帯電話の所持が3回発覚すれば、生徒と父兄が覚書を書き、学期が終わるまで携帯電話を返してもらえない。全校生徒1100人余りが自由に使うことができる電話は、学校の1階に置かれたコレクトコール電話機1台だけだ。

 キム君は携帯電話の持ち込みそのものを禁止した学校の規定は不当だと考えた。彼は「両親との急な連絡など携帯を使わねばならない時もあるが、学校が生徒など構成員の意見を汲み上げる手続きを経ず、(携帯電話持ち込み禁止)の規定を作って通信の自由を侵害している」と国家人権委員会(人権委)に陳情した。

 人権委は最近、キム君の陳情を受け入れ、学校側に「学校の構成員らの意見を反映して携帯電話の使用制限を緩和せよ」と勧告していたことが、22日、確認された。学校では「このルールにより登下校の際、携帯の使用による交通事故が予防され、授業中の携帯電話使用による否定的な問題を防止することができる」と主張したが、人権委は「安全教育を実施して登校の際に携帯電話を集め、下校時に返すなどの代案方法でも不適切な携帯の使用を防ぐことができる」として受け入れなかった。K中学校は人権委の勧告を受け入れ、「生徒の人権を尊重する方向で校則変更の手続きを踏むことにした」とハンギョレに明らかにした。

 母校の決定を聞いたキム君は、「携帯電話を持っているからといって生徒が勉強しないわけでもなく、学習と交通安全問題は国家と学校が指導しなければならない役割」と話し、「不当な校則で苦しんでいる後輩たちが自分の権利を主張できるようになる根拠になったらいい」と喜んだ。

コ・ハンソル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:6月26日(日)11時42分

ハンギョレ新聞