ここから本文です

大聖寺城をジオラマに 加賀の野田さん、廃材使い半年かけ

北國新聞社 6月26日(日)3時43分配信

 加賀市大聖寺木呂場町の野田惣八(そうはち)さん(80)が約半年間かけ、安土桃山時代に同市の錦城山に築かれていた大聖寺城をジオラマで再現した。市教委の調査報告書などを参考にしながら、本丸櫓(やぐら)や物見(ものみ)櫓、門などを精巧に表現した。労作は大聖寺地区会館で展示しており、野田さんは「知られざる大聖寺の歴史を多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。

 幅120センチ、奥行き85センチのジオラマは、100分の1の大きさに仕上げた。野田さんは錦城山城址(じょうし)保存会の依頼を受け、今年1月に製作に着手し、ヒノキやスギの廃材を活用して作り上げた。

 製作に当たり、市教委が1995(平成7)年にまとめた現況調査報告書、大聖寺城と同時期に築かれた村上城(新潟県村上市)を参考にして、物見櫓は内部にはしごを設けるなど凝った仕上がりとなった。

 大聖寺城は戦国末期に一向一揆の拠点となり、豊臣秀吉方の武将溝口秀勝が1583(天正11)年に城主になってから、本格的に城が築かれた。1615(元和元)年に江戸幕府の「一国一城令」で廃城となった。

 野田さんは建設会社を定年退職後、大聖寺藩の関所や山中馬車鉄道などのジオラマを趣味で手掛けており、「ジオラマを見て、一人でも多くの人が大聖寺の歴史に関心を持ってくれたらうれしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月26日(日)3時43分

北國新聞社