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開始2分のPK献上からグリエスマン2発で逆転…フランスが波乱の一戦を制し8強入り

SOCCER KING 6月26日(日)23時54分配信

 ユーロ2016決勝トーナメント1回戦が26日に行われ、フランス代表とアイルランド代表が対戦した。

 グループAを首位で突破した開催国フランス。地元の期待を一身に背負うが、2度目の優勝を果たした2000年大会以来、決勝トーナメントでの勝利から遠ざかっている。それでも、フランスはアイルランド戦の直近5試合で無敗。相性のいい相手を迎えて、ベスト8進出を目指す。一方のアイルランドはグループEで3位に終わったものの、成績上位4チームに滑り込み、初の決勝トーナメント進出を果たした。最終節でイタリアから22年ぶりの金星を挙げた勢いに乗り、開催国撃破を狙う。

 また、両チームの対戦は、2009年に行われた南アフリカ・ワールドカップのヨーロッパ予選プレーオフ以来。当時現役だったティエリ・アンリ氏のハンドからフランスに決勝ゴールが生まれ、アイルランドがW杯出場権を逃したことから、因縁の対決となっている。

 試合は波乱の幕開けとなった。開始2分、フランスはポール・ポグバが自陣ペナルティエリア内で、アイルランドFWシェーン・ロングを倒してPKを献上。これをロビー・ブレイディーがゴール右に蹴り込むと、ポストに当たってゴールネットを揺らした。アイルランドが先制点を挙げて好スタートを切る。

 開始早々に失点したフランスは、同点ゴールを狙い猛攻を仕掛ける。8分、ポグバが左サイドで相手選手2人をかわしてクロス。中央でアントワーヌ・グリエスマンが頭で合わせるが、クロスバー上に外れた。18分には、左サイドのFKでディミトリ・パイェのボールから、中央のグリエスマンがバックヘッド。だが、このシュートは相手GKダレン・ランドルフにキャッチされた。

 一方のアイルランド21分、スローインのこぼれ球に反応したダリル・マーフィーがエリア内左で右足ボレーを放つが、GKウーゴ・ロリスの好セーブに阻まれる。フランスは猛攻を続けるが、アイルランドの激しい守備に苦しみ、ゴールが遠い。

 24分、激しいマークを受けるポグバは、自ら得た敵陣中央のFKで、右足を振り抜いて直接狙う。シュートはゴール右上隅を捉えるが、GKランドルフにセーブされた。前半アディショナルタイム1分には、エリア内の混戦から、パイェ、グリエスマンが立て続けにシュートを打つが、アイルランドDFが体を張ってブロック。前半はこのままアイルランドの1点リードで折り返した。

 フランスは後半から、イエローカードを受けていたMFエンゴロ・カンテを下げて、FWキングスレイ・コマンを投入。攻撃の枚数を増やし、同点ゴールを狙う。すると58分、フランスがついに試合を振り出しに戻す。バカリ・サニャが左サイドからクロスを供給。中央でフリーとなったグリエスマンが頭で合わせてゴール左隅に決めた。

 これで勢いに乗ったフランスは直後の61分、逆転に成功する。左サイドから中央へ走り込んでいたグリエスマンが、オリヴィエ・ジルーの落としを受けてエリア内中央に進入。フリーで左足を振り抜き、シュートをゴール右隅に突き刺した。 

 反撃したいアイルランドだったが、66分にシェーン・ダフィが、抜け出したグリエスマンをエリア手前中央で後方から倒してしまい一発退場。数的不利を強いられる苦しい展開となった。フランスは、ジルーに代わって入ったアンドレ・ピエール・ジニャクを中心にチャンスを作るが、試合を決定付けるゴールには至らない。

 終盤はアイルランドが猛攻を仕掛けるが、このまま試合終了。守り切ったフランスが2-1の逆転勝利を収め、ベスト8進出を果たした。一方、開催国を追い詰めたアイルランドだが、初の決勝トーナメントで8強入りは叶わなかった。

 勝ち抜いたフランスは7月3日の準々決勝で、イングランド代表とアイスランド代表の勝者と対戦する。

【スコア】
フランス代表 2-1 アイルランド代表

【得点者】
0-1 2分 ロビー・ブレイディー(PK)(アイルランド)
1-1 58分 アントワーヌ・グリエスマン(フランス)
2-1 61分 アントワーヌ・グリエスマン(フランス)

SOCCER KING

最終更新:6月27日(月)7時23分

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