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中華航空、ストによる損失15億円強 立法院が前経営陣の責任追求を要求/台湾

中央社フォーカス台湾 6/27(月) 16:39配信

(台北 27日 中央社)チャイナエアライン(中華航空)の何煖軒・新董事長(会長)は27日、一部客室乗務員のストライキによる同社の損失が、概算で5億台湾元(約15億7000万円)に上ることを明らかにした。これを受けて立法院(国会)交通委員会は同日、前経営陣に対し法的責任を追求すると同時に、損害賠償を求めるよう交通部に要求した。

何董事長はこの日、台北市内でラジオ番組に出演。その後の取材で、24日午前0時から始まったストの期間中、営業収入が3億元(約9億4200万円)減少したほか、乗客と旅行会社への賠償が約1億8000万元(約5億6500万円)、現地滞在手当や地上職勤務支援などその他の支出も約2000万元(約6300万円)に上ったと損失の内訳を説明した。

何氏はストに突入した当日に董事長に就任。交通委員会は、ストの問題において、前任の董事長と総経理(社長)の対応が適切ではなかったと指摘した。

一方、交通部の賀陳旦部長は取材に対し、今回の出来事はコーポレートガバナンス(企業統治)によって処理していくべきだとの見解を示した。また、同社の株式の約半数を行政関係機関が所有しているため、損失が国民の負担になるのではないかと懸念の声が上がっていることについては、労使問題の解決後に業績を向上させ、下半期の成長によって損失を補ってもらえればと同社に期待を示した。

客室乗務員の労働組合によるストは終結したが、今度は地上職の社員らが加入する労組「中華航空企業工会」が待遇の平等性を訴え、27日午前から何董事長と交渉を進めたが、平行線に終わり、7月1日から合法に休暇を取ると発表した。

(陳葦庭、邱俊欽/編集:名切千絵)

最終更新:6/27(月) 16:39

中央社フォーカス台湾

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