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北朝鮮と友好国の間にくさび 韓国が東南アジアに高官派遣

聯合ニュース 6月27日(月)11時54分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は27日、黄仁武(ファン・インム)次官を団長とする「国防協力団」が同日から7月1日まで、北朝鮮の友好国であるカンボジアとラオスを公式訪問すると発表した。両国は北朝鮮と強い結びつきを維持しているため、韓国がウガンダなどアフリカに続き、東南アジアでも北朝鮮を孤立させるための外交活動に乗り出すのではないかという分析が出ている。

 両国を訪問した国防部の関係者で次官は最高位となる。

黄次官は27~29日にカンボジアを訪問して国防次官会談を行うほか、軍事教育交流と対テロ能力の強化、地雷・不発弾除去協力などについて議論する計画だ。

 またフン・セン首相や外相らを表敬訪問し、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議の誠実な履行など北朝鮮核問題に協調して取り組むよう求める予定だ。

 29~7月1日にかけてはラオスを訪れ、国防事務次官と国防協力や軍事教育交流協力などについて協議する。国防相と外相を表敬訪問し、北朝鮮核問題について協力を求める予定もある。

 ラオスは東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務めているため、対北朝鮮政策をめぐり域内での協調姿勢が広がることが期待される。

 黄次官の東南アジア訪問は北朝鮮へのけん制を目的にした外交の延長線と受け止められる。

 ラオスは昨年7月、北朝鮮と国防分野に関する了解文書を交わすなど活発なハイレベル交流を展開する東南アジアの代表的な親北朝鮮国だ。

 昨年11月には北朝鮮の朴永植(パク・ヨンシク)人民武力部長(国防相)がラオス大統領を表敬訪問したほか、今月初めには崔泰福(チェ・テボク)朝鮮労働党中央委員会副委員長を団長とする党代表団がラオスを訪問した。

 カンボジアも北朝鮮の伝統的な友好国だ。昨年は北朝鮮が2400万ドル(約24億3900万円)を支援しアンコールワット近くに建設したアンコールパノラマ博物館がオープンした。

 だが、今年に入り北朝鮮が核実験を実施し長距離弾道ミサイルを発射して以降、カンボジアは北朝鮮外相の訪問を拒否するなど、北朝鮮と距離を置きはじめたことが確認された。

最終更新:6月27日(月)13時53分

聯合ニュース