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伝統芸能、文化考える 福島で「未来の祀りカフェ」

福島民報 6月27日(月)11時24分配信

 伝統芸能について考え、文化の担い手を育成する「未来の祀(まつ)りカフェ」は26日、福島市万世町の福島銀行本店12階ラウンジで開かれ、参加者が福島のこれからに思いをはせた。
 詩人和合亮一さんが発起人を務める未来の祀りふくしま実行委員会の主催で平成28年度に5回開催するうちの1回目。8月に本祀りがある「未来の祀りふくしま2016」の一環として企画した。「むかし」「いま」「あした」の3部構成で、1部では福島県指定重要無形民俗文化財「金沢黒沼神社の十二神楽」を上演し、懸田弘訓さん(民俗芸能学会福島調査団長)が神楽の由来などを解説した。
 2部では赤坂憲雄県立博物館長、和合さんが「福島のイーハトーブをめぐって」と題し語り合った。赤坂館長は宮沢賢治のイーハトーブ(理想郷)に触れ「(東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を経験した)私たちの生きている現実は厳しく言葉は頼りなくて何の力もないと思われている時代の中で、言葉を考えていくことは一つの戦いなのかもしれない」などと話した。
 3部では熊本市出身の美術家村上タカシさんが宮城県で取り組んできた被災者支援での交流から生まれた人気の動画サイト「仙台発 おばあちゃんラッパー秘話」を紹介した。

福島民報社

最終更新:6月27日(月)12時51分

福島民報