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VW、低迷していた日本国内販売、商品力強化で底を打ったか?

エコノミックニュース 6/27(月) 15:38配信

 アメリカのメディアによると、フォルクスワーゲン(VW)が、排ガス規制逃れをめぐり、アメリカ国内における補償金として、総額102億ドル(約1兆780億円)を支払う見通しになったという。この金額には、不正が発覚した車両の買い戻し費用や、集団訴訟の和解金などが含まれる。

フォルクスワーゲンは、違法なソフトが搭載されたとされる車両1台につき、年式などに応じて、最高7000ドル(約74万円)で買い取る方針で、アメリカで販売された48万台が対象だ。

 そのVWが日本国内の同社モデルの販売を支援するための施策に乗り出した。人気主力モデルのポロ、ゴルフ、ゴルフ ヴァリアント(ステーションワゴン)、ザ・ビートル4車種に、共通する装備を採用した特別限定車、「ALLSTAR(オールスター)」シリーズを販売するというもの。

 今回導入する「ALLSTAR」シリーズの特徴は、VWの人気4 モデルをベースに、専用のダーク系メタリックペイントをボディカラーとし、全車に同じデザイン(20スポーク)のアルミホイール、専用デザインのファブリックシート、「ALLSTAR」のロゴ入りエンブレムとサイドシルプレートなどを装着。さらに純正ナビゲーションシステムを標準装備としたモデルだ。

 ポロとゴルフの3車種はいずれも5月に追加発売した1.2リッターTSIエンジンを搭載した「コンフォートライン」をベースにした限定車で、ポロ・オールスターは870台(価格245.9万円)、ゴルフ・オールスター300台(同299.9万円)、ゴルフ ヴァリアント・オールスター300台(同315.9万円)で、いずれもプリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(シティエマージェンシーブレーキ機能付)など安全装備が充実した限定車となっている。また、ザ・ビートルは主力モデルの1.2リッターTSIエンジン搭載の「ザ・ビートル・デザイン」をベースにした280台(同299.9万円)の限定車で、ポストコリジョンブレーキシステムなどの安全システムが標準装備される。

 VW車の日本国内販売は、この4月まで前年実績を割り込んでいたが、5月にポロ、ゴルフ、ゴルフ ヴァリアントの主力3モデルの商品力強化を図り、先進安全装備や快適装備を充実させ、リーズナブルな価格設定とした。その結果、 5月は前年比109.7%となり、販売低迷は底を打ったもよう。(編集担当:吉田恒)

Economic News

最終更新:6/27(月) 15:38

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