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韓国金融市場 落ち着き取り戻す=警戒は継続

聯合ニュース 6月27日(月)19時20分配信

【ソウル聯合ニュース】英国の欧州連合(EU)離脱問題で混乱した韓国市場が落ち着きを取り戻しつつある。

 韓国政府や韓国銀行(中央銀行)など金融当局は27日、株式市場と外国為替市場の値動きがひとまず落ち着いたとみなす一方で、同問題による先行き不透明感に警戒を緩めていない。

 同日の韓国総合株価指数(KOSPI)は前営業日より1.61ポイント(0.08%)高い1926.85で取引を終えた。EUからの離脱を問う国民投票の結果が明らかになった24日には61.47ポイント(3.09%)安となったが、次の営業日には反発した。

 世界の中央銀行が加盟する国際決済銀行(BIS)が25日、英国の欧州連合(EU)離脱の決定を受け、各国中央銀行は協力して金融の安定を支援すると表明したことで落ち着きを取り戻したものとみられる。

 ソウル外国為替市場のウォンの対ドル相場の終値は、前日終値比2.4ウォン高のドル=1182.3ウォンとなった。

 韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は27日に行われた緊急幹部会議で「韓国やアジアの主要国の今日の金融市場状況をみると、幸い変動性が先週末に比べてだいぶ縮小するなど、多少落ち着いた様子を見せている」と肯定的に評価した。

 韓国企画財政部の関係者は「外国為替市場や証券市場のいずれも大きな問題にはならないと思われる」とした上で、「証券市場は序盤に下落して反発し、ウォンとドルの為替レートは変動したが、心配していたレベルまで大きく変わらなかった」と話した。

 李総裁は緊急幹部会議で「英国のEU離脱が波及する影響が非常に不確かであり、長期に及ぶ可能性がある」と指摘した上で、警戒を解かずに対応にあたるよう指示した。

 また韓国銀行は金融市場安定のために公開市場操作で3兆ウォン(約2580億円)以上を金融市場に供給することを決めた。

 韓国政府は金融市場に対する24時間監視体制を維持する一方、必要があれば緊急対応計画を速かに実施する方針だ。

 韓国金融委員会の任鍾龍(イム・ジョンリョン)委員長は「不安心理が一定のレベルを超えれば、段階的に市場安定措置を取る」と強調した。

最終更新:6月27日(月)20時33分

聯合ニュース

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