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大輪、色合い豊富 “梅雨だけ“脱却 アジサイ切り花に

日本農業新聞 6月27日(月)13時30分配信

 アジサイを切り花として売り込む生花店が増えている。色合いの豊富さや大きな輪が映えると、ブーケに多用。婚礼の装飾に年間通じて人気があるなど“梅雨時期の花”のイメージから抜け出てきた。周年産地も現れている。東京市場での売上高は、この5年で2.3倍に膨れ上がる。近年、大輪の花として注目されたダリア以降、成長品目が出ていなかっただけに、花き業界として大きな期待を寄せている。

 青山フラワーマーケット南青山本店(東京都港区)は、色や形の違ったアジサイを約10品種販売する。産地は群馬、東京の他、オランダ産など輸入物も多い。価格は486~2160円と幅広い。万華鏡のような色合いのアンティークMIX(1080円)が人気。入荷本数は6月中旬までで前年を8%上回る。

 同店を運営するパーク・コーポレーションでは2011年ごろから、切り花のアジサイに注目。「国産の出回りが多い時期はブーケはもちろん、1本だけの購買も目立ち、今後はさらに需要が伸びる」と話す。

 フルールカレンなどを展開する東光フローラは6月2週目に全店でアジサイフェアを開催した。1本280円(税別)で青、紫、ピンク色のアジサイを販売し、幅広い年齢層から好評だった。同社は「雨の日が多く購買意欲が下がる時期を逆手にとって、店頭に目を向けてもらう商材としてはぴったりだ」と話す。

 第一園芸は店頭での取扱量が前年同時期に比べ2倍に伸びた。目立った物日がない5月2週目から7月上旬まで、1本1200~3000円で売り込む。30~50歳の女性が購買層の中心だ。同社の広報は「シャクヤクの出荷は5月末ごろまでと短く、ダリアは日持ちが心配になる。6、7月はそれらの花に代わる需要が期待できる」という。

 人気は婚礼にも広がる。首都圏を中心に14店舗を展開する「レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ」には、婚礼で卓上に飾る花として注文が多く入る。1回の結婚式で使う本数は30~40本。

 周年出回るため、「1年間通じて、安定して使える花材になったことも人気を支える要因の一つ」と指摘。「ダリアやバラとの相性も良く使いやすい花なので、これからも需要は増える」と同社は話す。

 東京都中央卸売市場では年々、売上高が増えている。15年の販売価格は4億3000万円と11年の2.3倍。販売量は1.5倍の61万本だった。6割は6~10月に出回るが、卸売会社は「周年出荷が安定してきたため、使い方は多様化している」とみる。

 アジサイの主力産地の一つ群馬県のJA利根沼田は今後、増産する構えだ。主力の「アナベル」や秋色アジサイの「水無月」などを中心に5種類を栽培。今年は11万本の生産を計画し、13年比で41%増える見込みだ。「年々、需要は広がっており、今後も生産を拡大していく」と話す。(丸草慶人)

日本農業新聞

最終更新:6月27日(月)13時30分

日本農業新聞

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