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子どもがなりやすい眼のトラブル、はやり目やプール熱をはじめとした結膜炎とは?

ベネッセ 教育情報サイト 6/27(月) 10:00配信

はやり目やプール熱をはじめとした結膜炎。子どもがすぐに目をこすってしまうので、治療に手間取ることも少なくありません。今回は子どもの結膜炎について、小児眼科医の永野雅子先生にお話を伺いました。

ウイルス性・アレルギー性・細菌性の3種類

結膜炎には大きく分けて、ウイルス性・アレルギー性・細菌性の3種類があります。夏になると幼稚園や学校ではプール熱などウイルス性結膜炎が流行しやすくなります。また、汚れた手で目を触ったりこすったりして、細菌性結膜炎になるケースも多い子どもたち。親は正しい結膜炎の対処法を知っておきましょう。

感染するのはウイルス性結膜炎

ウイルス性の結膜炎は人に感染しますが、現在のところ、予防薬はありません。感染したら治るまで園や学校は休む必要があります。家族とタオルや洗面器は別にし、症状が治まるまでは入浴を控えます。
一般に「はやり目」と呼ばれるのは流行性角結膜炎。結膜炎に加えて角膜炎も起こすので、角結膜炎といいます。「プール熱」と呼ばれるのは咽頭結膜熱。プールで感染が広がることも多いので、プール熱と呼ばれています。高熱を伴い、のどの腫(は)れや痛み、腹痛など、風邪のような症状があります。

子どもにも増えているアレルギー性結膜炎

鼻炎などのアレルギー症状とともに現れることも。アトピー体質の子どもは結膜炎にもなりやすい傾向にあります。また近年は花粉症発症の低年齢化がすすんでいるといった報告もあります。治療には、アレルギーを抑える点眼薬や炎症を抑えるステロイドの点眼薬を用います。

細菌性結膜炎は点眼薬で治る

ウイルス性の場合は回復までに一定の期間がかかりますが、細菌性の場合には抗生物質が有効なので、短期間で治すことができます。そうはいっても、最初からかからないのがいちばん。帰宅後の手洗い習慣は大切です。

◆点眼薬の上手な使い方
家族で薬を使い回していませんか? 間違った使い方が悪化を招くこともあります。以下のルールを守りましょう。

(1) 使い回しはしない
(2) 使う前に手を洗う
(3) 容器が眼やまつ毛に触れないようにする
(4) 子どもは仰向けの状態で。上を向かせて下まぶたに薬をたらす
(5) 薬が2種類処方された時は、最初の点眼から5分あけて次をさす
(6) 薬が眼からあふれたら、清潔なティッシュでふき取る
(7) 薬の保管方法(常温か要冷蔵など)は、薬局の指示に従う
(8) 開封後1カ月過ぎたものは使わない

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:6/27(月) 10:00

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