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殿様が描いた掛け軸 福知山城に寄付

両丹日日新聞 6月27日(月)12時3分配信

8代藩主、朽木昌綱の絹本著色柳燕図

 兵庫県丹波市柏原町の柏原八幡宮宮司、千種正裕さん(68)が、所有していた福知山藩8代藩主、朽木昌綱(1750-1802)筆の掛け軸「絹本著色柳燕図」と保管箱を京都府福知山市へ寄贈した。

 昌綱は蘭学大名として知られ、長崎・出島のオランダ商館長、イサーク・チチングと文通するなど交友が深く、オランダ語に精通していた。茶や芸術分野に造詣が深く、雅号「竜(龍)橋」の名で作品を残している。

 絹本著色柳燕図は、柳の下をツバメが飛んでいる姿が描かれており、「昌綱」の落款がある。

 千種さんは約30年前、柏原の古物商から購入。虫干しも兼ねて春には自宅でつり下げて鑑賞していたが、「あるべきところにあるのがいい。福知山のみなさんに見てもらえたら」と、知人で市内在住の宮垣幸光さん(76)を通じて寄贈することにした。

 千種さんがこのほど福知山城(市郷土資料館)を訪れ、駿河禎克館長に掛け軸を手渡した。

 市では「市民に見てもらう機会を作りたい」としている。

両丹日日新聞社

最終更新:6月27日(月)12時3分

両丹日日新聞