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モスグリーンのソックス躍る! 関東大学オールスターで大東大勢が光ったわけ。

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン) 6/27(月) 5:55配信

 昨季の大学選手権で16季ぶりに4強入りした大東大のメンバーが、初夏の花試合でも躍った。
 6月25日、東京・秩父宮ラグビー場で関東大学オールスター戦があり、大東大を擁するリーグ戦選抜が、選手権7連覇中の帝京大の選手を13人集めた対抗戦選抜を50-31で制した。前半から終始、ペースを握った。大東大で主将を務めるSO川向瑛は「必ず勝つ。チームになろう。その気持ちで頑張りました」と笑顔だった。
 今季から、前年度まであった「各チームから1名以上選出」というルールが撤廃された。試合のレベルを担保するためだ。リーグ戦選抜では、前日に公式戦のあった法大など選出者ゼロのクラブもあったなか、大東大のメンバーが7人リストアップされた。

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 互いに2日間程度しか準備期間がないなか、指導陣入りした中大の酒井宏之ヘッドコーチは「まとまったモン勝ち。練習では、喜んだりボールを呼んだりと、とにかく感情を出してくれ」と発破をかけていた。「きょうの試合は、その前の(ウォーミング)アップからよかった」と語ったWTBホセア・サウマキら大東大勢は、好ムードの中枢にいられたか。
 NO8アマト・ファカタヴァのラインブレイク、SH小山大輝のスクラム脇からの突破など、前半の得点機ではモスグリーンのソックスが躍った。そう。大東大の選手たちだ。流経大のFW陣とともに、接点周辺を勢いよく駆け上がる。
「肉弾戦で後手を踏んだ。リアクションが遅れた」
 対抗戦選抜で先発した明大のFL近藤雅喜にそう言わせた。
「相手はサポートも分厚くて、ラックの上を超えたりして…。それを目では見れているんですが、(感覚に)身体が連動できなくて、どんどん推進された」

 鋭い仕掛けで目立った川向は、前半終了間際に中大のWTB伊藤大地のトライを演出。スコアを26-12と広げた。「練習でもコミュニケーションを多く取れと言われていました。それを意識していました」と振り返った。
「周りの大学の選手たちが動いてくれて、僕たちのやりやすいようにアタックさせてもらえた。僕らには4年生が多かったのもあって、それぞれがどんな特徴のある選手かを予めわかっていた(川向、小山、サウマキらは1年時から主力で今季最上級生)。そういうこともあって、やりやすかったです」

 リーグ戦選抜は、ハーフタイム明けも勢いを止めなかった。後半から登場のサウマキが3分にインゴールを駆け抜けるなどし、同6分までに38-12と勝負をつけた。実は自身も大東大OBという酒井も、母校の後輩たちを「観ていてわくわくする選手ばかりで、中心になっていた。一緒にやれて楽しかった」と見た。4季連続選出の小山は、こう締めたのだった。
「1年の時は僕を含めて2人しかいなかったので気まずい部分もありましたけど、今回は大東大のメンバーがたくさんいるところへ色んなチームの人が集まってくれた。前日練習から、思った以上にコミュニケーションが取れた」

 昨年度のリーグ戦1部では4位に終わった大東大は、今季の関東大学春季大会ではグループB(対抗戦Aとリーグ戦1部の中位チームによる総当たり戦)に入って優勝。個々の突破力と攻めのコンビネーションには手応えを掴んだ。
 照準を冬の決戦に合わせる。小山は、「夏までにチームを完成形にさせたい。まだディフェンスが不安点」と前を見据える。
「一気にバン、と抜かれるのはなしにしたい。今回は、リーグ戦の強い人が集まったことで、ほぼ帝京大みたいな相手に勝てた。自分のチームでいかにこの感覚(意識レベル)で練習できるか…。チームに帰ったら、いい刺激を与えたいです」

(文/向 風見也)

最終更新:6/27(月) 5:55

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)