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日本ガイシ、非ベリリウム銅2製品の量産設備が試運転開始

鉄鋼新聞 6/27(月) 6:00配信

 ベリリウム銅合金条生産などを手掛ける日本ガイシ(本社・名古屋市瑞穂区)は、製造拠点の知多事業所(愛知県半田市)に非ベリリウム銅2製品の量産設備の導入を完了、試運転をスタートした。品質の特性評価、需要家へのサンプル品供給などの準備を進め、当初計画通りとなる10月からの本稼働開始を目指す。

 同社金属事業部は近年、さらなる事業拡大を狙って非ベリリウム銅製品の開発、量産化を重点強化する。銅・ニッケル・錫合金板条と銅・ジルコニウム合金線の一貫生産体制構築に向けたハード整備を進めていた。
 このうち銅・ニッケル・錫合金板条は、三菱電機メテックス社から購入した溶解鋳造炉をはじめとする設備導入が4月末に完了した。三菱社の技術指導を受けて鋳造工程のテストを行い「初回の鋳造から高い品質を得ることができた」(加藤明金属事業部長)。
 今後耐熱性、疲労強度などの品質評価、サンプル品提供を行って8月中旬をめどに最終板厚までの圧延を実施。NGKメテックス(埼玉県加須市)に設置したスリッターラインも7~8月から本稼働に移行し、10月の量産開始にめどを付けた。
 銅・ジルコニウム合金線用の鋳造設備も4月末の設置後試運転を開始した。押出機は昨秋の据え付け以降試作品製造に着手し、FAケーブル向けなど需要家へのサンプル供給も継続。10月から本格生産を始める計画だ。
 なお、このほど2製品の名称も決まった。銅・ニッケル・錫合金板条は「GMX96(ニッケル9%・錫6%)」、「GMX215(ニッケル21%・錫5%)」(商標出願中)、銅・ジルコニウム合金線は「Nf―HyCZ」。
 加藤事業部長は「立ち上げ段階は順調だが、生産や評価、構内の安全対策を含めて万全の準備を進め、着実な量産体制を構築したい」とコメントした。

最終更新:6/27(月) 6:00

鉄鋼新聞

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