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NTN、車エンジン部品向け高強度焼結合金を開発-疲れ強さ660MPa以上、コストは切削加工歯車の半値

日刊工業新聞電子版 6月27日(月)16時50分配信

 NTNはスプロケットやカムなどの自動車エンジン部品に求められる強度レベルをクリアした「焼結合金」を開発し、受注活動も始めた。材料の塑性変形性向上で密度を1立方センチメートル当たり7・6グラム以上に高め、疲れ強さは同社従来品比約2倍の660メガパスカル以上を達成。金属粉末を焼結する焼結合金は複雑形状品でも材料が効率的に使え、歩留まりも良い。切削加工で生産する歯車に比べ価格を半値程度に抑制できる見込み。

 すでにサンプル出荷は始めており、2017年からの量産立ち上げを目指す。販売目標は20年度に年10億円。

 従来の焼結合金は、溶製鋼から切削加工する一般鋼材品と比べ信頼性や疲労特性が劣り、適用範囲が限られた。新製品は材料見直しと成形や熱処理などの工程最適化で密度を向上して高強度化。疲れ強さを一般鋼材品並にし、切削加工する歯車やブッシュなどの部品の焼結合金への置き換えを可能とした。

 100ミリメートル径などの大きな歯車を軽量化する目的で中心部以外に穴を設ける場合などは、切削加工より焼結合金の方が容易という利点もある。新製品と同社が持つ樹脂部品や磁性部品を組み合わせて複合化したユニット・モジュール部品の提案も計画している。

 NTNの焼結合金は従来品の段階で、スターターモーター用やワイパー用モーターのギア、オイルポンプ構成部品などで実績がある。

最終更新:6月27日(月)16時50分

日刊工業新聞電子版

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