ここから本文です

[速攻試乗!]スバル レヴォーグ「STIスポーツ」はSTI、そしてスバルの今後をも示唆する!

オートックワン 6月27日(月)20時20分配信

鍛えあげると、クルマはもっとしなやかになる

ハンドルを通して伝わってくるのは、実に滑らかな感触。もう、この瞬間で既に、仕上がりの良さがわかるというものだ。

スバル レヴォーグ「STI Sport」画像ギャラリー

しかも特徴的なのは、ハンドル自体からは骨太な、スポーティーなモデルならではのがっしりした感覚を受けるにも関わらず、カーブにあわせて切っていくとスッと抵抗なく動くところ。そしてもちろんこのとき、車体に無駄な揺れなどは発生しておらず、身のこなしも実にスッキリとしている。

スバル レヴォーグ「STI スポーツ」の走りのキャラクターはまさに、鍛え上げられたがゆえのしなやかさ、と表現できる種類のものだった。

これまでのSTIモデルとは成り立ちを異にするライン生産モデル

スバルのモータースポーツを司るほか、カスタムおよびチューニングパーツ、そしてコンプリートカーを生み出す役割を持つ「スバルテクニカインターナショナル(STI)」は、これまではスバルのモデルに後から手を加えることでより高性能なコンプリートカーを送り出してきた。

しかし、いまここにあるレヴォーグ STIスポーツは、その成り立ちを今までとは異にするモデル。スバルとSTIが共同で開発を行い、ノーマルモデルと同じラインで生産されるモデルだ。

これまでのSTIのコンプリートカーは、前述のようにSTIが後から手を入れる手法を取っていたために多くの台数を生産することができず、台数限定で発売されてきた。また少量生産である上に高性能だったので価格も当然高く、限られた人のためのクルマだった。

しかしレヴォーグ STIスポーツは、台数限定ではないカタログモデルとして、価格的にもレヴォーグの最上級モデルとして設定されるため、いつでも誰でも買うことのできるモデルになった。

そう、レヴォーグ STIスポーツは、STIの価値をより多くの人に感じてもらうためのモデルというわけだ。

「スポーツ」を名乗りながらも最上級モデルとしての上質感も兼ね備える

そうした新たな使命を与えられたレヴォーグ STIスポーツだけに、その成り立ちは当然これまでのSTIコンプリートカーとは異なる。

またSTIのキャラクターといえば、これまではノーマルをベースにハイパフォーマンス化を図る方向だっただけに、必然的にスポーツ色が強められてきたが、最近では乗り心地とのバランスを考えるなど、より全方向に性能を拡張する方向にあった。

そうした背景も併せた上で、今回はレヴォーグの最上級モデルとしての位置付けもあるため、レヴォーグSTIスポーツは、より「上質」さを向上することに重きをおいている。

このため成り立ち的には、ノーマルのレヴォーグをベースに様々な専用パーツを与えており、全体のトーンとしてもスポーツモデルながら落ち着きある雰囲気を醸し出す仕立てとした。

もっともノーマルのレヴォーグといっても、それ自体に年次改良がなされており、安全性能の強化や静粛性の向上、質感の向上が図られているため、今回のSTIスポーツの実力は相当に高いといえる。

1/3ページ

最終更新:6月27日(月)20時20分

オートックワン