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「言葉」を届けたい、Swimy 孤独と愛の短編集「おひとりさま」/インタビュー

MusicVoice 6月27日(月)17時45分配信

 男女混声ロックバンドのSwimy(スイミー)が6月29日に、メジャー1stミニアルバム『おひとりさま』をリリースする。今年3月に、テレビ東京系アニメ『銀魂°』エンディングテーマ「あっちむいて」で鮮烈なメジャーデビューを果たした。それに次ぐ今作は、独りに寄り添う“孤独”と“愛”をテーマにした6つの“物語”からなる短編小説とも言える内容だ。その物語は、前作「あっちむいて」を彷彿とさせる「御一人様」から始まる。心の中で行き来する過去と未来、それらの描写を様々な音像で表現する。彼らの特性でもある男女トリプルヴォーカルとコーラスワークもそれを引き立たせている。Swimyの魅力が全面に出た今作。どのような思いで“綴った”のか。Takumi(Vo&Gt)、平成のまお(Vo&Ba)、みっけ(Vo&Dr)、タイキロイド(Gt&Cho)の4人に話を聞いた。

「あっちむいて」のヒット

――デビューシングル「あっちむいて」がずっと頭の中でループしていて、凄く印象深かい作品となりましたね。あれからまだ数カ月しか経っていません。この数カ月間、どのように過ごしていましたか?

平成のまお 気付いたら今になっていたみたいな感覚で、「あっちむいて」をリリースしてちょっとして今作のレコーディングに入っていたので、わりとあっという間に時が過ぎたという感じでした。

Takumi 「あっちむいて」をリリースした余韻に浸る間もなく今作に取りかかったので、制作にバタバタしてましたね。

――周囲の反応はどうでしたか?

平成のまお アニメのタイアップということもあって、家族以外の知らない人達からの反応があって、改めてやっぱり凄い事なんだなと実感しましたね。美容院で隣の人が話していたりとか。たまたま『銀魂゜』の話をしていて、こうやって知らない所でも広がって行くんだなと思ったりして。

Takumi これまでは、僕らの音楽が届く範囲から「メジャーデビューおめでとう」というのはあったんですが、意図せぬ「両親の職場の子供がファンです」という反響があったり。普段バンドの音楽をあまり聴かない人達にも「あっちむいて」は知っていると言ってくれる事が増えたので、アニメのタイアップになっているというのは広がり方が違うなと思いました。

――そう考えると、以前、Takumiさんが言っていた「色んな人が参加できるような曲作りができたら」というのがデビューシングルで実現できたのでしょうか。

Takumi そうですね。ライヴでも皆さんが参加しやすい楽曲なので、僕らの曲の中でも一番反応が良かったですね。

みっけ 周りの反応は本当に凄くて、話した事がない友達からLINEがきたり。「久しぶり!」とか、どうしていいか分からなくてスタンプだけ返したり(笑)。そういうので実感しますね。

タイキロイド ボクモイッショデスネ。チュウガクセイ ノ トキカラゼンゼン レンラク ヲ トッテイナカッタ トモダチカラ トツゼン ラインガキテ。

――やはり自分達の名前が知られてきたという“実感”はこの数カ月間であったのですね。

平成のまお 知らぬ間に広がっていたんやなという驚きが。

――「あっちむいて」でファンを増やし、そして今回の作品ですが「位置づけ」としてはどのような感じでしょうか?

Takumi Swimyの音楽の世界感だったり「Swimyはどういう事を歌っていくんだ」という事にまだ触れてもらってないなというのがまずありまして。前作は『銀魂゜』というテーマがあっての制作だったので、そこでSwimyを知ってもらって、その人達に対してミニアルバムというしっかりとした世界観を表現できる作品の中で、「Swimyらしさ」や「Swimyがまず第一に表現したい事」、歌詞もそうなんですけどサウンド面で「こういう事をやっていきたいバンドなんだな」と感じてもらえたら嬉しいですね。

――今作は6曲ありますが、それぞれの曲はいつ頃作ったのでしょうか?

Takumi 6曲目の「dance」はインディーズ時代に出来ていた曲なんですが、他の5曲に関してはここ半年とかで作ったものですね。

――前作と同じくらいの頃ということでしょうか?

Takumi そうです。もっと最近という感じですね。今年になって書いた曲も多いですし。その5曲では去年末から書きだした曲も。でも僕らの中ではわりと新しい曲を比較的多めに入れましたね。

――全曲を聴かせて頂きましたが、今回の楽曲は、インディーズ時代のスタイルが出ていると感じまして、やはり“核”はそこなのかなと思いましたが。

Takumi ああ、そうですね。ただあまり特に意識する事なく、今出したい事をナチュラルに。サウンド面に関してはとにかくやりたい事をやったので、あまり意識しなかったからこそ、その頃の空気が出たんでしょうかね。

――1曲目の「御一人様」は前作の空気感を受け継ぎながらコアな所に入って行く訳ですが、これはどういう意識のもとで作られたのでしょうか?

Takumi 作品を通して、僕らがインディーズでやっていた頃からサウンド面において役割を決めるんですね。1曲目はキャッチーな覚えやすい楽曲、2曲目はとにかくカッコいいサウンドの曲、3曲目は本当に出してみたい音を出そうとか、4曲目はダンスナンバーにしようとか、5曲目はしっとりと聴かせられるような曲にしようとか、サウンド面で自分達の中のイメージを決めるんです。やっぱり1つの作品として飽きてほしくないので「バラエティ豊かに聴かせたい」というのがあるんです。なので1曲目の看板になる曲という意味では、どちらかというと「あっちむいて」を作った時と感覚は似ている部分があったので、このアルバムの中では「あっちむいて」に近いのかなと。

――「あっちむいて」であれだけの反響があって、Swimyにとって手応えのあった“つかみ”ですよね。今後「あっちむいて」のような曲作りも添加していくのでしょうか。

Takumi そうですね。一発で聴いて覚えられるという事や「覚えやすい」という部分、キャッチーなものを作るという事に関してはこれからも。僕らの作品に対しての入り口として必要だと思っているので。「あっちむいて」で知ってくれる人もいると思うんですが、「御一人様」で知ってくれる人もいると思うし、これからリリースする作品で知ってくれる人もいると思うんですが、その時にちゃんとその作品に対して「入っていきやすい入り口」の曲はこれからも作っていきたいと思っています。

――原曲はTakumiさんが作ってきて、メンバーで色付けしていくという中で、原曲と全然違うものになったという作品も中にはあるのでしょうか?

平成のまお 今回はわりと変わらずでしたね。

Takumi けっこう僕の中でもこのアルバムのコンセプトを決めた時に表現したい事は決まっていたので、あまり迷う事なくいきましたね。言葉選びも。初めてやった時は歌詞がガラリと違ったり、歌い方が変わったりしたんですが、今回はコンセプトありきで作っていったのであまり変わる事はなかったですね。

平成のまお わりとデモをブラッシュアップしていった感じですね。

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最終更新:6月27日(月)17時45分

MusicVoice

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。