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年金を繰上げ受給するかは「平均寿命」と「健康寿命」で判断する

マネーの達人 6月27日(月)5時20分配信

年金の繰り上げ受給について

本来は65歳から支給される老齢基礎年金を、60歳から65歳になるまでの希望する時期に、繰上げて受給することができます。

また昭和28年4月2日以降生まれの男性(昭和33年4月2日以降生まれの女性)は、老齢厚生年金の支給開始年齢が61歳以降になり、60歳から65歳になるまでの間に、無年金の期間が生じるようになります。

このような方は60歳から、支給開始年齢に達するまでの希望する時期に、老齢厚生年金も繰上げて受給することができるのです。

なおこの老齢厚生年金の繰上げは、老齢基礎年金の繰上げとセットで行う必要があるので、老齢厚生年金だけを繰上げ受給することはできません。

これらの年金を繰上げて受給すると、1カ月早めるごとに0.5%の割合で減額されますので、例えば本来は65歳から支給される老齢基礎年金を、繰上げて受給した場合には、次のような割合で減額されます。

しかもこの減額は生涯に渡って続いていきますので、例えば60歳で繰上げ受給をした方は、30%減額された老齢基礎年金を、死亡するまで受給することになるのです。

その他には障害年金や寡婦年金を受給できなくなる、国民年金に任意加入できなくなるなどのデメリットが発生します。

日本人の健康寿命は平均寿命ほど延びていない

厚生労働省は各年齢の方が、平均してあと何年生きられるかを示す「平均余命」を、毎年発表しております。

この平均余命のうち、0歳の方の平均余命は、「平均寿命」と呼ばれており、一般的に人間の寿命というと、この平均寿命を示している場合が多いと思うのです。

しかし人間の寿命には、この平均寿命の他に、「健康寿命」というものがあり、これは「健康上の問題がない状態で、日常生活を送れる期間」を示しております。

毎日新聞に掲載されていた、「学んでのばそう、健康寿命:生活習慣の見直し効果的」という記事によると、2013年の日本人の平均寿命は、男性は80.21歳で、女性は86.61歳になるそうです。

また2013年の日本人の健康寿命は、男性は71.19歳で、女性は74.21歳になるそうです。

つまり平均寿命と健康寿命の差が、男性は9.02年、また女性は12.40年もあることになります。

しかもこの記事の中には、平均寿命の延びほど、健康寿命は延びておらず、この傾向は今後も続いていくと記載されておりました。

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最終更新:6月27日(月)5時20分

マネーの達人