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【MLB】イチロー、01年の経験からカブスに“金言”? 「シーズンとプレーオフは別」

Full-Count 6/27(月) 18:41配信

最高勝率カブスにメッセージ? 01年マリナーズはシーズン116勝も…

 今週末のマーリンズ4連戦で1勝3敗と負け越しながらも、26日現在メジャー最高勝率.649でナ・リーグ中地区首位を独走するカブス。シカゴのファンは早くも108年ぶりの世界一を夢見ているが、現実はそう甘くはなさそうだ。地元紙「シカゴ・サンタイムス」電子版では、2001年に116勝したマリナーズを例に上げ、さらに当時マリナーズで戦ったイチローに直撃インタビューし、世界一になることの難しさを伝えている。

現役選手はイチロー含め3人ランクイン MLB歴代通算安打数ベスト50

 イチローがメジャーデビューを果たした2001年、マリナーズは最強のチームとなった。5月まで連敗を知らず、初めて3連敗を喫したのは9月に入ってから。ルー・ピネラ監督の下、メジャー最多タイ記録となる116勝を飾ったが、リーグ優勝決定シリーズでヤンキースに敗れ、ワールドシリーズ出場すら叶わなかった。記事では「歴史が物語っている」とし、好調に沸くシカゴのファンにチクリと釘を刺している。

 マリナーズを116勝という驚異の数字へ導いた原動力の1つは、間違いなくイチローの加入だろう。この年は打率.350、242安打、56盗塁と3部門でリーグ最高成績を収め、新人王とMVPの同時受賞を果たした。そのイチローでも「レギュラーシーズンとプレーオフは、まったく別物ですよね」と通訳を介して言い切るほど、短期決戦は難しいと記事は続ける。

「勝たなくちゃ」というプレッシャーを経験せずに短期決戦へ

 2001年当時のことについて、「116勝もしなければプレーオフで勝てたのでは?」と質問されたイチローは、「それは結果を見れば、そう言える。でも、自分たちが戦っている最中はそんなことは言えないし、もちろん意図的に負けることなんてあり得ない」と、あくまでも結果論であることを強調したそうだ。

 その一方で、シーズン中は流れに乗って勝ち続けたため「『勝たなくちゃ』だったり『勝ちたい』というプレッシャーを経験したことがなかった」とも明かし、「プレーオフは毎日が必勝態勢。シーズンとの違いはそこ。そして、その違いはかなり大きなものだ」と経験から学んだ思いをぶつけたという。

 現在のカブスは年間100勝を大幅に超えるペースで白星を重ねている。2001年のマリナーズを思い起こさせるほどの強さを見せるカブスは、先人の経験と教えを生かすことができるのだろうか。あるいは、歴史が示唆する通り、短期決戦のプレーオフで苦しむことになるのか。少なくとも、メジャー16年目の大ベテランが1年目に味わった悔しい経験には、耳を傾けても損はなさそうだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/27(月) 18:51

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