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恋心込めた万葉集の魅力紹介 高岡商業高校で平成万葉塾

北日本新聞 6月27日(月)18時39分配信

 「高校生のための平成万葉塾」が27日、高岡市横田の高岡商業高校で開かれ、2、3年生約480人が恋に関する歌を数多く収めた万葉集の魅力に触れた。

 国学院大の辰巳正明名誉教授が「家持さんの青春時代-恋の歌で遊ぶ-」と題して講演した。家持は青春時代、おばに当たる坂上郎女(さかのうえのいらつめ)や紀女郎(きのいらつめ)らに「女心」を教わり、恋歌をたくさん詠んだことを説明した。時代を超え、人の心を打つ歌の多くは「混じりけのない真実の言葉」を用いているとし、自分の本当の気持ちを伝えることの大切さを訴えた。

 さらに、家持が越中国守時代、山や海、川など富山の風土を題材に多くの名歌を作っていることを紹介。「越中で素晴らしい歌を残すことができたのは、青春時代に人間の繊細な心に触れ、恋の歌をたくさん詠んだことが大きい」と語った。

 平成万葉塾は来年の大伴家持生誕1300年に向け、県が昨年度から県内各地の高校で実施している。本年度は高岡商業をはじめ、高岡向陵、呉羽、桜井、石動、八尾の計6校で行う。

北日本新聞社

最終更新:6月27日(月)18時39分

北日本新聞