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ムスダンの大気圏再突入 初めて認める=米国防総省

聯合ニュース 6月28日(火)9時12分配信

【ワシントン聯合ニュース】米国防総省のデービス報道部長は27日(米東部時間)の記者団との懇談で、北朝鮮が22日に発射した2発目の中距離弾道ミサイル「ムスダン」(北朝鮮名:「火星10」)が宇宙空間から大気圏に再突入した事実を明らかにした。米政府がムスダンの大気圏再突入の事実を認めるのは初めて。

 デービス氏は「われわれはミサイルが宇宙空間へ打ち上げられてから戻り、250マイル(402.336キロ)飛行するのを見守った」と述べた。

 ただ、北朝鮮のミサイル発射が全体として成功したかどうかの評価は控えた。大気圏再突入後に250マイル飛行させることを意図したのだったら成功だとしながらも、「以前の5回にわたる実験はすべて失敗した」と指摘。北朝鮮が自らの目標を達成できたかどうかは北朝鮮だけが話せることだとした。

 外交筋などによると、大気圏再突入が成功したと評価するには、ミサイルが外気圏に突入してから本体と弾頭が正確に分離し、弾頭が大気圏に再突入する際に6000~7000度の熱と衝撃に耐えながら一定の飛行速度を維持するなどの条件を満たす必要がある。ある外交筋は「飛行軌跡では何らかの物体が大気圏に再突入し海に落下したが、それが完全な弾頭なのか破片なのかまだ確認できていない」と伝えた。米国と韓国が分析作業を進めているという。

 韓米の両政府は北朝鮮が再突入を成功させられる技術を保有するかに対し懐疑的な見方を崩していない。

 一方、デービス氏は「今回のミサイル発射は、あらゆる種類の北朝鮮ミサイルの威嚇を防ぐための米韓、米日同盟の重要性をあらためて思い起こさせた」とし、これには米本土を脅かすミサイルへの対応も含まれると言及した。さらに、「北朝鮮が国連安全保障理事会決議に従うようわれわれが圧力をかけ続ける理由になっている」と強調した。

最終更新:6月28日(火)10時36分

聯合ニュース