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<黒沢清監督&東出昌大>映画「クリーピー 偽りの隣人」語る 豪華キャストがそろい「ちょっと自慢」

まんたんウェブ 6月28日(火)21時3分配信

 第15回日本ミステリー文学大賞で新人賞を受賞した前川裕さんの小説を、俳優の西島秀俊さん主演で映画化した「クリーピー 偽りの隣人」(黒沢清監督)が全国で公開中だ。元刑事の犯罪心理学者が、刑事時代の同僚から6年前に起きた一家失踪事件の分析を依頼されたことで、自身も“奇妙な隣人”による謎に巻き込まれていく姿を描く。犯罪心理学者の高倉を西島さんが演じ、その妻・康子役で竹内結子さん、高倉家の隣人・西野役で香川照之さんらも出演。高倉の元同僚で刑事・野上役を演じた東出昌大さんと、メガホンをとった黒沢監督に話を聞いた。

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 ◇東出のキャスティング「幅のある存在感の人は他にいない」

 今作の出演が決まり、東出さんは「もともと黒沢監督の映画が好きだったので、それはそれはうれしかった」と喜んだという。「もちろん緊張感もありましたが、流れるように統制がとれている現場というか、監督の下、一つのものを作っているという一致団結した感じで、ほかの現場にはなかなかないものがあった。ずっと現場にいたいと思いました(笑い)」と撮影を振り返る。

 黒沢監督は、東出さんを起用した理由を「(NHK連続テレビ小説)『ごちそうさん』や、その前にも『桐島(、部活やめるってよ)』(2012年)とか、(東出さんの出演作は)いろいろ見ていたのですが、『ごちそうさん』で登場した瞬間から『この人おかしい!』と大笑いしてしまうほど、本当に面白かった」と切り出し、「その後、『寄生獣』(14年)も拝見したら、『全然違う。こういう役もありなんだ』と。変な言い方ですが野上という役は主役じゃないので、東出さんほどの人にお願いするのは難しいかな……という思いはありました」と当時の心境を明かす。

 続けて、「それでも、ある程度年を取るとそういう方はいらっしゃいますが、(東出さんのように)この若さで、ものすごく幅のある存在感の人は、多分ほかにいないと思い、奇跡的に出ていただければと思い、お願いしました」と説明する。

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最終更新:6月28日(火)21時7分

まんたんウェブ