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3エリアの具体案示す アーカイブ拠点施設

福島民報 6月28日(火)10時26分配信

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の記録や教訓を後世に伝えるアーカイブ(記録庫)拠点施設の整備に向け、福島県は27日、第1回基本構想策定検討会議で「展示・交流」「資料」「研究・管理」の3エリアの具体案を示した。
 このうち、展示・交流エリアでは、原発事故による避難指示の公文書や当時の新聞記事、津波で被災したパトカーや列車などを展示する。プロジェクションマッピングなどを活用した再現映像の上映、廃炉作業の紹介、語り部の実演なども盛り込まれている。
 出席した委員からは仮設住宅での宿泊体験、防災・減災キャンプの導入などさまざまなアイデアが寄せられた。「震災後の悲惨な状況だけでなく、震災前の暮らしの営み、地域の魅力も伝えるべきだ」との意見もあった。
 7月下旬の会議で展示方針や方向性を打ち出し、8月20日に三春町の県環境創造センターで開く県民向けのシンポジウムで議論を深める。9月上旬には基本構想案を策定する計画。
 初会合は福島市の中町ビルで開かれ、会長に菊地芳朗福島大行政政策学類教授、副会長に蜂須賀礼子大熊町商工会長を選んだ。

福島民報社

最終更新:6月28日(火)10時33分

福島民報