ここから本文です

第5局あす、30日「吉川屋」 きょう前夜祭

福島民報 6月28日(火)12時1分配信

 囲碁の主要タイトル戦で史上初の同時七冠制覇を達成した井山裕太本因坊(27)に、高尾紳路九段(39)が挑んでいる第71期本因坊戦七番勝負の第5局は29、30の両日、福島市穴原温泉「吉川屋」で打たれる。本因坊位が昭和14年にそれまでの世襲制から実力制に移行して以来、400局目となる。28日は同所で前夜祭を開く。
 これまでの対戦成績は井山本因坊の3勝1敗。井山本因坊が勝てば5連覇となり「永世本因坊」の資格を得る。七冠達成以来、初のタイトル防衛戦でもある。高尾九段の勝利なら9年ぶりの復位に向けて望みをつなぐ一局となる。
 今年は江戸時代の囲碁棋士で現在の福島市飯坂町出身の七世本因坊秀伯(しゅうはく)の生誕300周年。「節目」が重なった大一番が秀伯の眠る地で幕を開ける。
 生誕300周年を記念する囲碁大会は28日、秀伯の菩提(ぼだい)寺である同市飯坂町の常泉寺で開かれる。29日は指導碁、30日は午後2時から大盤解説会がある。
 立会人は武宮正樹九段、解説は本木克弥七段、大盤解説は宮崎龍太郎七段、武宮陽光六段、聞き手は甲田明子三段、記録は小山空也三段、横塚力初段。
 第5局は毎日新聞社、日本棋院、関西棋院の主催、大和証券グループの協賛、福島民報社、県囲碁連盟の協力。優勝賞金3000万円。

■経過紹介のパネル展示 吉川屋

 吉川屋に27日、今期の本因坊戦の経過を紹介する新聞記事のパネルが設置された。
 パネルは5枚で、福島開催決定から第4局までを伝える毎日新聞と福島民報の記事を掲げている。吉川屋の畠隆章社長と畠ひで子女将(おかみ)が配置の状況を確認した。
 畠暁子若女将は「震災で落ち込んでいる福島を盛り上げるためにも、落ち着いて対局に集中できる環境をつくりたい」と万全の態勢で迎え入れる思いを示した。

福島民報社

最終更新:6月28日(火)12時5分

福島民報