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中国宝鋼と武鋼が統合検討/粗鋼年産6000万トン規模/世界2位のメーカーに/「まず事業会社同士」の見方有力

鉄鋼新聞 6月28日(火)9時49分配信

中国・宝鋼集団と武漢鋼鉄集団は27日、事業統合の協議を正式に始める、と発表した。統合形態や統合比率など詳細は未定だが、実現すればグループ粗鋼年産量は6千万トンに拡大。粗鋼規模で河鋼集団(河北鋼鉄集団から改称)を抜く中国最大手、またアルセロール・ミッタルに次ぐ世界2位の鉄鋼メーカーが誕生することになる。
両社は統合の詳細を未定としている。そのため、中国政府が出資する持ち株会社(HD)で各事業会社を統括する「宝鋼集団」と「武漢鋼鉄集団」が統合・合併するかどうかも不透明だ。関係筋によると、両グループの中核製鉄所をそれぞれ運営する「宝鋼(宝山鋼鉄)」と「武鋼(武漢鋼鉄)」を統合する方向で検討しているという。
宝鋼は生産拠点として主力の宝山製鉄所のほか、最新鋭ミルの湛江製鉄所などを抱えている。武鋼には武漢製鉄所のほか、現在建設中の防城港製鉄所がある。これらの製鉄所が立地するのは、長江流域および中国南部の沿岸部。宝鋼と武鋼が統合すれば、主力製鉄所群が一体運営され、設備の統廃合などによる合理化の推進、調達および販売シェアの拡大など得られる合併効果は大きい。
関係筋からは「親会社となるHD会社は資産管理などの業務に限定されるはず。鉄鋼メーカーとしての実質的な経営は子会社が担うことになる」との声も聞かれるほか、両集団とも不採算の地方ミルを運営する事業会社もあることから、統合をスムーズに進めるため統合効果の大きい事業会社同士を優先する可能性が高い。
2015年暦年の粗鋼生産量は宝鋼集団3494万トン、武漢鋼鉄集団2578万トン。粗鋼規模が大きく、収益力もある宝鋼集団が主導権を握る形で統合協議は進みそうだ。

最終更新:6月28日(火)9時49分

鉄鋼新聞

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