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CG女性がリアルを越える?『月刊ドロンジョ』を手がけた桐島ローランドに聞くテクノロジー進化

SENSORS 6/28(火) 14:00配信

“CG女性がリアルの女性と寸分違わない“と『月刊ドロンジョ doronjo by 御伽ねこむ』が話題になっている。テクノロジーの進化がリアルの世界まで浸透してきそうだ。このテクノロジーを支えるヒントが桐島ローランド氏のフォトグラメタリースタジオ「AVATTA」にありそうだ。バーチャルをリアルに近づける桐島氏を取材した。

『月刊ドロンジョ』に登場したコスプレイヤーの御伽ねこむ氏のCGが、写真撮影されたものと変わらないクオリティに驚いている。CGでリアルな人間を作り上げられる時代になったのか、とSENSORS編集部でも話題になった。CG技術はかつてからあるが、なぜ実在の人間のようになめらかに、あたかもリアルな人間のような表現ができるようになったのか?「AVATTA」というフォトグラメタリースタジオで撮影したことにより、被写体の細部までデジタルで取り込めるようになったことが背景にあるらしい。「AVATTA」を立ち上げた桐島ローランド氏にフォトグラメタリーとは何か?CGの世界の進化はどのようになっているのか?伺った。

高クオリティに人体を測量する技術がアバターを進化させる

--AVATTA、フォトグラメタリーについて教えてください。

桐島: NASAなどが月や火星などの奥行き情報を得るために使っているテクノロジーですが、“トライアンギュレーション“と言って様々な角度から3次元の物体を撮影すると奥行きがわかるものです。もともとは測量技術として地形を把握するために人工衛星を飛ばして複数角度から撮影していたのですが、人物に対して適用しはじめたのは最近のことです。

--なぜフォトグラメタリースタジオ「AVATTA」を立ち上げようと思ったのでしょうか?

桐島: AVATTAの名前の由来はアバター。インターネットの世界では既にアバターが存在していますが、リアルの世界でもアバターが必要になる世界がやってくるのではないか?と考えました。また3Dプリンターなどの発達によりフィギュアを作ることも敷居が低くなっています。自分のアバターが必要になる世界がやってくることを想定し、そして、よりリアルなアバターを作るためには高い水準で自身の体を測量する必要があり、フォトグラメタリースタジオを立ち上げました。

フォトグラメタリースタジオの最高峰はハリウッドなのですが、イギリスにInfiniteRealityというフォトグラメタリースタジオがあり、ブログでスタジオの作り方や運営方法などノウハウを載せてくれていたのです。日本と違い情報がオープンなのはとてもありがたいです。そのブログを参考にNIKONから50台のカメラをレンタルさせていただき一週間テストをしてみたのです。上手くいったらビジネスとしてやってみようかな、という気持ちでした。 40代中盤でスタートアップ、うまくいくかどうかドキドキし心細くもあったのですが、ありがたいことにテストもうまく行き正式にビジネスとして立ち上げる事といたしました。 最初50台だったカメラ数も現在では120台まで増加してより精度が高い撮影が可能になっております。

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最終更新:6/28(火) 14:00

SENSORS

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