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プルサーマル訴訟、二審も棄却 玄海原発MOX燃料訴訟 福岡高裁

佐賀新聞 6月28日(火)11時21分配信

 玄海原発3号機(佐賀県東松浦郡玄海町)のプルサーマルに反対する市民が九州電力にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の使用差し止めを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(大工強裁判長)は27日、請求を退けた一審の佐賀地裁判決を支持し、控訴を棄却した。

 控訴審では、市民側は「MOX燃料の使用で具体的危険性が生じないことの立証が尽くされて折らず、重大事故を招く恐れがある」などと主張した。それに対し、九電側は「MOX燃料の設計は適切で安全性を確保しており、異常は発生しない」と反論していた。

 昨年3月の一審判決では、「原子力規制委員会の基準を満たして安全」などと判断して九電側の主張を全面的に認め、市民側の請求を棄却していた。

 プルサーマルを巡っては、今年に入り再稼働した高浜原発3、4号機(福井県)が原子力規制委員会の新基準下で初のプルサーマル発電になったが、3月の大津地裁による運転差し止めの仮処分決定で停止した。7月に再稼働を予定する伊方原発(愛媛県)もプルサーマル発電を行う計画になっている。

最終更新:6月28日(火)11時22分

佐賀新聞