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DeNA、快調なリーグ戦再スタートも…その裏で先発投手陣に「異変」!?

Full-Count 6月28日(火)13時37分配信

チーム支えてきた先発投手陣が…今永の2軍落ちに続き石田、モスコーソが不安定な投球

 リーグ戦再開後、最初のカードとなる巨人戦を2勝1敗と勝ち越したDeNA。初戦では巨人の絶対的エース・菅野を打ち崩し、快調な再スタートを切った裏で異変が起きている。

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 この3連戦、先発した投手がいずれも5~6回の間に降板した。初戦の井納は9点の大量援護をもらいながら、3連続四球を出すなど球数を要し、6回でマウンドを降りた。2失点にまとめ、勝ち星こそついたものの、本人は「大量援護していただいたのに早い段階でマウンドを降りることになってしまい申し訳ないです」と不満顔。カード頭を任させる先発陣の柱としては7~8回は投げ、救援陣を温存したいところだった。

 2戦目の石田は1点リードの6回に満塁のピンチを作って降板した。救援陣が打たれ、5回1/3を6失点。試合は再逆転勝ちしたが、勝ち負けはつかず。3戦目のモスコーソはギャレットに3連続アーチを浴びるなど、今季ワーストの5回8失点KO。6敗目を喫した。2人とも1か月、白星から遠ざかっている。

 この事実が、DeNAにとって「異変」となるのは、現在リーグ3位につける奮闘を支えてきたのが、ほかならぬ先発投手陣だったからだ。

 5月は月間MVPを受賞した石田とドラフト1位・今永がともに4勝。一時はチーム防御率は12球団1位をマークしていた。最大11も抱えていた借金をあっという間に返済した快進撃には、先発陣が安定して試合を作れるという事実があった。その証拠に6月4日のロッテ戦で今永が3回5失点で降板するまで、開幕から56試合連続で先発陣が最低5回を投げ切るという記録を持っていたのだ。

 ところが、その今永も疲労がたまったのか、18日の楽天戦で4回4失点と打たれ、翌日にプロ初の2軍落ち。それに続くような形で、石田やモスコーソも不安定な投球を見せてしまったから、軽視はできない。

期待がかかる山口、2軍にも大ベテラン三浦らが控える

 昨年は首位で突入した交流戦で3勝14敗1分けと大苦戦。リーグ戦再開後も悪い流れを取り戻すことができず、最下位に大失速する要因となった。二の舞いを避けるためにも、先発陣の踏ん張りは絶対条件。こういうときこそ、経験豊富な中堅からベテランの力が問われることになるだろう。

 その一人が、28日の阪神戦で先発する山口だ。もともと開幕投手に指名され、ラミレス監督から「15勝できる能力はある」と期待されていたエースの働きがチームを左右する。昨年は3勝した4月以降は1勝も挙げることができず、シーズンを通して活躍することが自身の課題でもある。

 昨季は1、2軍を含めたトータルの先発陣の層の薄さを露呈したDeNAだが、好投を続けている2年目の右腕・飯塚、14年の開幕投手を務めた三嶋、そしてプロ25年目を迎える大ベテラン・三浦ら、今年はファームでも出場機会をうかがっている選手がいる。7月には9連戦もあり、彼らの力が必要になるときが来るはずだ。

 巨人3連戦では5年目の22歳・桑原が2試合連続決勝打を放つなど、打線が好調だったが、もともと打線は水ものと言われている。「オールスターブレイクまでに勝率を5割に戻し、2位に入りたい」と目標を掲げているラミレス監督。疲れが出始めた先発陣をどうやりくりするのか、指揮官の手腕が問われる時が来た。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6月28日(火)15時25分

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