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入社1年目で「ゆびえのぐ」の開発に挑んだ、ぺんてるの若きリケジョ

ニュースイッチ 6月28日(火)15時19分配信

鎌田理沙さん(26)「色に携わる仕事がしたかった」

 「マーケティングやラベルのデザインも女性中心に行いました」と振り返るのは、ぺんてる(東京都中央区)茨城工場で働く鎌田理沙さん(26)。入社1年目に「ゆびえのぐ」の開発を担当した。容器に入った絵の具を手のひらに絞り出し、そのまま手全体を使って絵を描く特徴的な製品だ。子どもの手に直接触れるため、安全性には注意を払ったという。「子どもが口に入れてしまってもはき出せるように苦み剤を添加しました。ビールのような味です」と明かす。

<色に携わる仕事がしたかった>

 化合物の色が変わる実験や、きれいな形の結晶を取り出す実験が好きでした。英語も好きだったので文理選択の際には迷いました。「ゆびえのぐ」の開発は欧州の安全規格を日本語訳することから始まりましたが、苦にはなりませんでした。

 関西学院大学大学院理工学研究科では有機合成反応の開発を研究しました。今の仕事では化合物を合成することはありませんが、「なぜこの現象が起こるのか」を化学の視点から考えることができます。

 色に携わる仕事がしたかったので、就職活動では文房具や塗料メーカーを志望し、その中でも熱心に話を聞いてもらえた当社に入社しました。「この会社なら辛いことがあっても頑張れる」と思いました。最終的には「人」ですね。工場内は年齢を問わず仲が良く、冬は皆でスノーボードに行ったりもします。

<ミラーレス一眼で愛犬撮影>

 就職してから写真を始め、富士フイルム製のミラーレス一眼カメラ「X―M1」を愛用。旅行に必ず持って行きます。2月に長崎と熊本を旅行した際には、3日間で500枚くらい撮影しました。

 家族全員理系で、弟は大学院でロボットを研究しています。静岡の実家に帰るとコーギー犬のルナちゃんばかり撮っています。入社3年目の現在はクレヨンの開発に取り組んでいます。いつか世界中の人に使ってもらえるような製品を開発するのが夢です。

最終更新:6月28日(火)15時19分

ニュースイッチ