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【ブラジル】美容ケアは必須事項 見栄を張り外見を気にする国民性

サンパウロ新聞 6月28日(火)4時27分配信

 ブラジルの消費者らは外見に関して虚栄心が強く、自尊心を満たすために美容製品やサービスに対して支出しているということを認めている──。これは、クレジット保護サービス(SPC Brasil)と全国商店経営者連合(CNDL)が実施した調査の結果分かったことだ。調査結果は「虚栄心」が多くのブラジル人の特質の一部であることを示している。自分自身のことを虚栄心が強い人間だとしたのは回答者全体の62.7%で、そのうちの12.7%は非常に、もしくは極めて、外見を気にしていると答えた。伯メディアが23日付で伝えた。

 同調査のデータによれば、ブラジルの消費者の10人に6人(62.7%)は自分の外見に関して虚栄心が強く、外見を気にしている。また、65.7%の人々は、美容のケアはぜいたくなことではなく必須なことだという考えに賛同している。さらに、今回の調査では回答者のほぼ半数(49.4%)が、容姿を改善する意図でお金を使うことは、自身に幸福感と満足感を与えるための価値のある投資だと確信していると答えた。

 このような支出が行き過ぎれば財務の健全性を危険にさらすことになるが、そのリスクを犯しているとする回答は全体の4分の1近くに上った。美容ケアのために実際に使える金額以上の支出をするのが習慣化しているとの回答は全体の23.4%、女性回答者の26.5%、18~34歳の回答者の29.0%、そしてCクラス(中間層)に属する回答者の25.0%に上った。

 外見についての懸念は社会関係と仕事に直接的なつながりがあることを同調査は示唆している。職業上の成功に最も影響を及ぼす特質は何かと尋ねたところ、「外見の良さ」を挙げた人は全体の32.1%と、知性(28.9%)、規律(23.4%)、丁寧な応対(21.7%)、好感度(20.9%)を上回った。ちなみに、「外見の良さ」よりも多くの人に挙げられたのは努力と献身(48.1%)、資格と学問(47.4%)、誠実さ(41.4%)だった。

 調査では、回答者の10人中7人(74.8%)が、手入れの行き届いた人はより良い職業人であるように見えると回答した。また、過半数の52.6%は、美しい人は人生においてより多くの機会を持っているとの考えを示した。Cクラスに属する回答者では54.7%がこの考えを示した。

◆美容製品は外見を変える、57%が信じる

 美容ケアのために講じた措置として多くの回答者らが挙げた支出先は、衣類/履物/アクセサリー(40.5%)、健康食品(40.2%)、ネイルケア(30.3%)、歯のケア(38.0%)、体重コントロール(35.4%)、ボディクリーム/フェイスクリーム(34.5%)、身体活動(32.5%)、ヘアペイント(26.9%)などだった。

 今回の調査では、ブラジルの消費者の57.4%が、美容製品は人々の外見をより良いものへと変える能力を持っていると信じていることが分かった。この考えは、女性回答者では66.8%、Cクラスの回答者では61.6%に上った。また、より美しくなるために美容製品を消費する動機については、全体の62.1%が自尊心を高めるためと答えた。

 外見のケアをするためにこの先3カ月の間に購入するつもりの製品、サービスについて聞いたところ、50.7%の人が化粧品を挙げた。衣類/履物/アクセサリーを挙げたのは43.9%、頭髪や爪、ひげ、肌の手入れは42.3%、歯のケアは24.4%、メイクアップは20.9%、薬/ビタミン剤を挙げた人は19.0%という結果だった。

 また、この先12カ月の間に実現を望むより高額でより手間のかかるケアとしては、歯のホワイトニング(20.9%)、歯列矯正装置(14.8%)、磁器製義歯の適用(10.4%)と、歯に関するものを挙げた人が多かった。

◆選択基準は製品の価格と質

 美容製品、サービスをどこで購入するかを決める際に消費者らが最も重視するのは製品の価格、サービスの料金だということが分かった。今回の調査では回答者の58.1%が、価格を最も重要なポイントとして挙げた。次に多かったのは製品やサービスの質(47.1%)で、店員などスタッフの応対が重要とした人も33.2%いた。

 製品の選択に際して消費者らが強く影響を受けるとした製品の特質は品質(79.4%)、におい(71.0%)、価格(70.8%)。有名人を起用したイメージ戦略が美容製品の選択に強く影響すると答えたのは20.2%と少数だった。

 美容製品やサービスについての情報をどこから得るのかを尋ねたところ、半数近くの46.8%が友人や家族と回答。専門のウェブサイトは42.7%、ソーシャル・ネットワーキング・サービスは22.1%だった。また、主にどのような製品、サービスを購入する前に情報収集をするかについては化粧品(54.4%)、衣類(43.1%)、メイクアップ(23.6%)を挙げた人が多かった。

 今回の調査では、全国26州の州都及び地方都市、そしてブラジリア連邦直轄区において、A~E(最富裕層~貧困層)すべての社会階層の18歳以上の男女、合計790人に話を聞いた。

サンパウロ新聞

最終更新:6月28日(火)4時27分

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。