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ジャンボ市女笠完成 福岡菅笠、山梨から特別注文

北日本新聞 6月28日(火)23時50分配信

 高岡市福岡地域の菅支援グループ「SUGET(スゲット)」(高田哲代表)が、山梨県の団体から特別注文を受けた菅笠(すげがさ)「市女笠(いちめがさ)」が完成した。福岡の菅笠の中では過去最大級のサイズで、笠骨を手掛けた同市福岡町舞谷の城山昭市さん(74)は「苦労したが作りがいがあった」と話す。

 城山さんは約3年前から菅笠製作の技術を学ぶ後継者育成講座に通い、3月に修了。通常の市女笠は直径48センチに対し、今回の特注品は直径62センチで、比率を出して図に起こすことから始めた。全体のバランスを考えながら試行錯誤したという。「変わったものに挑戦してみたいという研究心があった」と振り返る。

 依頼主は、山梨県の活性化と観光推進を図る団体「風林火山 甲陽戦国隊」代表の伊藤由香さん。甲陽戦国隊は、メンバーが武田信玄ゆかりの人物に扮(ふん)して県内外のイベントで活動し、伊藤さんは信玄の娘、松姫を務める。

 松姫開祖の信松院(東京都)にある本人像にのっとり、大きい市女笠を探していたところ、インターネットでSUGETを知り、3月に依頼した。直径48センチの笠も購入し、4月に同院で開かれた祭りで着用したという。

 SUGETはこれまでも、県外から特注品を依頼されることがあった。高田代表(71)は「自分だけのものという付加価値が出る。難しい注文にもできるだけ対応したい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:6月28日(火)23時50分

北日本新聞