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和洋メニューで販路拡大、高級魚「ホンモロコ」 津幡・下河合、10万匹目指す

北國新聞社 6月28日(火)2時53分配信

 津幡町の中山間地域である下河合の農家4人が、京都などで高級魚として取引されるコイ科の淡水魚「ホンモロコ」の養殖を本格化し、販路拡大へ和洋のメニューづくりを開始した。昨年度、旧河合谷小プールで育てたホンモロコを初めて出荷しており、今年度は約2倍となる10万匹の出荷を目指す。26日には町内の料理旅館「勝崎館」で試作した料理を味わった。

 ホンモロコは琵琶湖固有の魚で、関西の高級料亭で需要がある。農家が出荷するホンモロコは休耕田での養殖魚と違い、泥臭くないのが特長で、おいしい食べ方を提案し、販路拡大を図ることにした。

 メニューづくりには勝崎館の水元隆幸料理長が協力した。試食会では、ホンモロコをぶつ切りにして大根おろしであえた「そろばん」をはじめ、オリーブオイルとショウガでホンモロコを漬け込んだ「エスカベッシュ」など4品を調理した。

 料理をそれぞれ吟味した農家は「居酒屋のお通しに良さそうだ」「洋食の食材としても合うのではないか」などと意見を交わした。

 農家4人は2013年からホンモロコの養殖に取り組み、昨年11月から今年4月までに約4万6千匹を出荷した。県内水面水産センター(加賀市)の助言を受け、採卵や稚魚の育成、水管理などの養殖の技術を高めた。

 農家は「下河合CAC(農業等担い手協働組織)」として活動しており、料理や調理法をまとめた冊子の制作も考えている。メンバーの得能久義さん(60)は「ホンモロコはまだ県内では知名度が低いことが課題だ。料理法を紹介し、おいしさを伝えていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月28日(火)2時53分

北國新聞社