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北朝鮮最高人民会議がきょう開幕 正恩氏の新ポストに注目

聯合ニュース 6月29日(水)5時0分配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)が29日に平壌で開かれる。同会議では金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の「唯一領導(指導)体系」を完成させるための手続きが行われるとみられる。

 韓国統一部関係者は、「今回の最高人民会議は(先月の)第7回朝鮮労働党大会の後続措置としての意味が最も大きい。組織・人事の改編と、憲法・法律の制定や改正が具体化されるだろう」と話した。

 また同関係者は、すべての分野で金正恩時代の確立に向けた権力構造の完備が図られると予想した。

 会議では組織改編などが行われることから金委員長が新たなポストに就く可能性も高いとみられる。韓国の専門家たちの多くは故金日成(キム・イルソン)主席が務めた中央人民委員会の「委員長」を予想する。

 韓国の民間シンクタンク、世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)統一戦略研究室長は「北が中央人民委員会を復活させ、金正恩氏が委員長に就任して国防委員会を中央人民委員会の傘下機関に置く可能性が高いとみられる」と分析した。

 新しい機構が作られた場合は、高官の人事も行われるものとみられる。また党大会決定により内閣の人事も行われる可能性がある。

 金委員長が党大会で提示した「国家経済発展5カ年戦略」の具体的な目標を公開する可能性もある。

 労働党機関紙「労働新聞」は28日付の社説で、「5カ年戦略実行のための計画を、現実性をもって立て、実行するための経済組織の事業を最後まで進めなければならない」と主張した。

 最高人民会議は憲法上の最高主権機関であり、憲法・法令の制定や改正、法令の承認、対内、対外政策の基本原則樹立、国防委・最高人民会議・内閣の人事、経済発展計画に関する報告・審議などの権限を持つ。

 しかし主な政策に関する立法・統制権は労働党にあり、最高人民会議は党の決定を形式的に追認する役割を果たしてきたと評価される。 

 最高人民会議の開催は昨年4月以来。金正恩政権では12年4月、同9月、13年4月、14年4月、同9月、15年4月と計6回開かれている。

最終更新:6月29日(水)7時43分

聯合ニュース