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蔡英文氏、外遊先で「台湾総統」と署名 国民党から批判相次ぐ

中央社フォーカス台湾 6月29日(水)16時18分配信

(台北 29日 中央社)蔡英文総統は、就任後初の外遊先であるパナマで芳名録に記帳する際、自身の肩書を英語で「台湾総統」と書く一方、正式名称の中華民国については、略称のROCをカッコ書きで付け加えるにとどめた。これに対し、野党・国民党からは、国の品格を下げているなどと批判の声が相次いでいる。

国民党の李彦秀・立法委員(国会議員)は、国交のあるパナマで、自国の国号を出せないのは非常に遺憾だと不満を表明。同党のカク龍斌・副主席は、我々は台湾人だと自認しているが、それは中華民国という国名を放棄したり、矮小化することを意味しないと述べ、蔡総統の行為は認められないと批判した。(カク=赤におおざと)

一方、蔡総統に同行している与党・民進党の許智傑・立法委員は、台湾の人々の大部分は「台湾の総統は中華民国の総統」であると考えており、矮小化はしてないと反論。

また、同党の呉秉叡・立法委員は、先月の世界保健機関(WHO)総会の演説で台湾代表が「台湾」を使わなかったことについても、国民党は矮小化と批判していたと矛盾を指摘した。

(劉冠廷、蘇龍麒、葉素萍/編集:杉野浩司)

最終更新:6月29日(水)16時18分

中央社フォーカス台湾