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韓国国防部「北は政治的必要に応じいつでも挑発可能」

聯合ニュース 6月29日(水)12時5分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は29日、北朝鮮はいつでも戦略・戦術的挑発に出られるよう準備を行っているとの見方を示した。

 この日、国防部は国会国防委員会に提出した業務報告資料で「北は自身が望む局面をつくれなかった場合、政治的な必要に応じて戦略・戦術的挑発を行う可能性がある」と分析した。

 また、同部は北朝鮮が核能力の高度化や6回にわたる中距離弾道ミサイル「ムスダン」(北朝鮮名:「火星10」)の試射などにより核を放棄しないという立場を強調するとともに「核保有国」であることを既成事実化しようとしていると説明した。

 さらに、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を中心とする党組織を整備し、側近を重用する布陣を敷くことなどで独裁権力基盤を整えたと指摘。その上で「金党委員長が核・ミサイル開発を奨励し民生現場を訪問することでその指導力を宣伝し内部体制の結束強化を模索している」と分析した。

 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備問題については、「増大する北の核とミサイルの脅威から国民の生命と安全を守るため在韓米軍にTHAADを配備する必要があるという立場の下、米側と配備問題を協議中だ」と説明した。

 同部は、配備問題を協議する韓米共同実務団がTHAADの軍事的効用性を最大化できる作戦基地の立地条件を基準に配備用地を選定するとしながら、在韓米軍へのTHAAD配備は実務団がまとめた建議案を両政府が承認する過程を経て推進されると強調した。

 同部は、8月に実施される韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)では生物化学兵器防衛訓練を行い朝鮮半島で発生する可能性のある生物化学兵器を使ったテロの脅威に対応する官民軍の統合対応システムを点検する計画だ。

 続けて、自主防衛能力強化に向けて研究開発(R&D)投資を増やすことを明らかにした。無人捜索車両やレーザー兵器など未来型の新兵器の開発を推進していく方針だ。

最終更新:6月29日(水)12時6分

聯合ニュース