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巨人なぜだ…中日戦は燃えず

東スポWeb 6月29日(水)16時42分配信

 巨人が“宿敵”にやられっぱなしだ。28日の中日戦(東京ドーム)は、打線が相手エースの大野から散発3安打で、0―5の完封負け。これで中日戦は今季2勝7敗1分け、本拠地では0勝4敗と散々だ。昨季まで5年連続で勝ち越してきた相手に大苦戦する原因はどこにあるのか――。

 ほとんど無抵抗の敗戦だった。打線がつかんだ好機は、初回一死二塁の場面だけ。ここで坂本、長野が連続空振り三振に倒れると、その後は淡々と凡打の山を積み重ねた。采配の振りようのない展開に、由伸監督の表情も険しい。「打たされたのもあるけど、点を取らなきゃ勝てない」と貧打線を切り捨てた。

 今季は首位の広島に6勝5敗と勝ち越している一方、対セ球団では中日戦だけ突出して大きく負け越している。チーム内ではこの異変について、近年の巨人を支配していた“オレ竜コンプレックス”の解消が原因の一つとささやかれている。

 実際、昨季までの中日戦では独特の“ピリピリした空気”がベンチに漂っていた。原前監督が現役時代から中日・落合GMを強烈に意識していることを、チームの誰もが知っていたからだ。ベテランスタッフは「落合さんが監督を辞めてからも『中日だけには負けるな』という雰囲気がありました」と証言する。

 ただ、由伸監督にそこまでの特別な意識はない。同スタッフも「谷繁監督は現役時代からの相談相手で関係も良好ですし、落合さんに対してもライバル心を燃やしているわけでもない。選手たちもそれは知っているので、去年までのような変な緊張感がなくなったのは事実です」と中日に対する対抗意識が低下している実態を語った。

 もちろん、それだけが中日戦負け越しの理由ではないだろうが…。若い指揮官が率いる両軍の関係は新時代に突入し、もはや特別なカードではなくなっている。

最終更新:6月29日(水)16時42分

東スポWeb

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