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“舞台「戦国無双」~四国遠征の章~”開幕! 息を呑む知略戦と迫力の殺陣で描く戦国武将たちの「泥くさい美しさ」

ファミ通.com 6月29日(水)19時1分配信

文・取材:編集部 立花ネコ、撮影:カメラマン 和田貴光

●舞台シリーズ第2弾がいよいよスタート!
 本日2016年6月29日(水)、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにてコーエーテクモゲームスの『戦国無双』シリーズを原作にした“舞台「戦国無双」~四国遠征の章~”が開幕。初回公演前に、マスコミ・関係者向けのゲネプロ公演および囲み取材が開催された。

 『戦国無双』の舞台化作品は、2015年5月に上演された前作“舞台「戦国無双」~関ヶ原の章~”以来2作目。前作にも登場した石田三成を主人公に据え、信長亡き後に天下統一を目指す秀吉らと、毛利元就、小早川隆景らの戦いが、大迫力のアクションシーンを交えて描かれる。

 ゲネプロ公演前に行われた囲み取材には、石田三成役を務める座長の植田圭輔を始め、藤堂高虎役の秋元龍太朗、大谷吉継役の和田雅成、小早川隆景役の荒牧慶彦、毛利元就役の猪野広樹、長宗我部元親役の渡辺和貴が登壇。公演へ向けた意気込みを語った。

植田圭輔 前作で真田幸村を演じた安西慎太郎から座長を引き継いで、石田三成を演じさせていただきます。新たなキャストを迎えつつ、また新しいカンパニーでのスタートとなりました。シリーズ化の第2弾はいちばん難しいものだなと自覚していていますが、あまり難しく考えても仕方がありませんので、“一生懸命やる”に尽きるなと思って挑んでいます。今回も素敵なキャストの皆さんに囲まれて、ふざけるときはふざけ、やるときはやるという“舞台「戦国無双」”らしいカンパニーになりました。石田三成を真ん中に置くにふさわしいストーリーですし、それぞれの生き様が描かれていますので、たくさんの方に観ていただけたら光栄です。僕たち自身もスタッフも『戦国無双』の世界観が好きで、僕ら自身が「早くお客様に観ていただきたい」と楽しんで作品作りをしてきました。吉谷(光太郎)さんの演出のいちばんの魅力は、美しい画や世界観。美しい世界観の裏には努力や汗があり、僕たちやアンサンブルのみんなは裏を走り回りながら美しい世界観を作っています。そんな矛盾した“泥くさい美しさ”を、武将それぞれの生き様として掲げていけたらきっといいものになると、声に大にして言える自信があります。ぜひ楽しみにしていてください。

秋元龍太朗 前作から引き継いで“舞台「戦国無双」”に出演するキャストは『戦国無双』や自分のキャラクターにすごく愛着がありますし、また出られることがすごくうれしいと思っていました。新キャストを迎えましたが、カンパニー力で壁なんて一切なかったですし、それが舞台上でも発揮できていると思います。戦国武将ということでつねに死を感じている作品ですから、死をしっかり胸に刻みながら全員で作っています。座長の植田くんにはすごく頼もしい背中を見せてもらっているので、僕たちも精一杯食らいついて、いいものを作ろうとがんばっています。斬新な演出もあり、やっている僕たちもワクワクする仕掛けがいっぱいあります。視覚的な部分でも楽しめますし、生身の人間が出す熱量がすごくある作品になっていますので、『戦国無双』の世界観を劇場全体で感じていただきたいです。

和田雅成 “舞台「戦国無双」”という作品に出会って、自分の人生が大きく変わりました。そんななか、自分の人生だけではなく、お客様にも何かを感じていただいて、明日から生きる気力・活力になる作品をお届けできるように、千秋楽まで突っ走っていきたいと思います。大谷吉継として石田三成とともに歩み、しっかり最後まで武将としての生き様を見せていきたいと思います。劇場でお待ちしております。

荒牧慶彦 僕は小さい頃から『戦国無双』や『三國無双』など『無双』シリーズが大好きでした。“舞台「戦国無双」”は気になるものでしたが、こうして小早川多隆景役として出演できることを本当にうれしく思っています。いち武将として、もっとたくさんの方々に『戦国無双』の魅力を伝えたいと思っています。今回の舞台は、僕もいままで体験したことのない舞台演出などがありますので、演出や役者の熱量も含め、とてもいい作品に仕上がっていると思います。ぜひ楽しみにしていただいて、ひと夏の思い出にしていただけたらうれしいです。

猪野広樹 新キャストにも垣根なく気軽に話しかけてくださったおかげで、すぐに距離が近き、演出家の方ともすぐにコミュニケーションを取ることができて、作りやすい環境にいたなと思います。10公演しかない命、最後まで燃やし尽くしたいと思います。アツい舞台ですが、我々毛利軍はイヤらしい戦いをしたいと思っています(笑)。アツく向かってくる武将たちの裏をどうかくかという、毛利家らしい戦いかたを、舞台上でマッキーさん(荒牧)と表現したいと思います。

渡辺和貴 僕たち新キャストを温かく迎え入れてもらい、本当にみんなで仲よくアツく稽古に臨んできました。このキャストだからこそできる最高の『戦国無双』を皆さんにお店できるよう全力でがんばります。石田三成の敵役として出演するのですが、長宗我部元親の正義を貫いて、最後まで生き抜きたいと思います。今回は全員が男キャストで、とにかくアツい仲間が集まりました。その熱量を感じに劇場へ来ていただければと思います。

 つぎのページでは、劇中カットを含めて本作をリポート。ネタバレNG派の方はご注意を!

●とにかくアツい! 知略が交錯する壮大な戦国絵巻
 舞台は1614年、三成と家康との戦いがくり広げられ大坂の陣の回想からスタート。そこから時間をさかのぼり、歴史の節目節目を追いながら、三成を始め、吉継、高虎ら、登場人物たちの立場が語られる。戦乱の世の中心にあるのは織田信長。彼と秀吉、家康を中心に据え、それぞれに仕える武将たちの物語が幕を開けるのだ。吉谷氏演出らしいド派手なオープニングはもちろん、前作で座長を務めた安西慎太郎(真田幸村)が語るナレーションも見どころのひとつ。信長の「地獄の開幕ぞ!」という不穏な叫びで、歴史や武将たちの運命は大きく舵を切ることとなる。

 秀吉の側近である三成は、秀吉の「皆が笑って暮らせる世」を創る夢を実現させるため、知恵と力で戦に挑む。そのなかで出会うのは、知略を巡らせ戦に挑む毛利元就・小早川隆景親子や、幾多の豪族がひしめく四国を治めた長宗我部元親といった九州・四国の雄たち。戦況や勢力図が刻一刻と変わるなか、秀吉の軍師として腕を振るう官兵衛の戦に触れた三成は、やがて自身が秀吉の右腕となる“知将”へと成長を遂げていく。劇中では前作で印象的なシーンも数多く取り入れられているだけに、ゲームや前作の予習をしていくことで、2倍も3倍も楽しむことができるだろう。

 信長、秀吉、家康による天下統一へ向けた動向を軸に、彼らに従い、あるいは抗う武将たちの信念は複雑に交錯。まさに息を呑む攻防が、驚くほどスピーディーに、しかし華やかに描かれてゆく。硬派な物語にキャストの熱演が重なり、戦国武将たちの“生き様”がひしひしと伝わってくる作品だ。そしてもちろん、『戦国無双』らしいド派手な殺陣アクションも満載! 原作ゲームでおなじみのセリフも多く交えながら、個性的な武器を翻す無双奥義が炸裂する。勢力図が目まぐるしく変わるだけにメインキャラクターどうしの立ち回りも多く、視覚的にもエキサイティングな体験ができるだろう。

 座長を務める植田や秋元、和田ら初演から引き続き出演するキャストはもちろん、新キャストによる体当たりの熱演も大きな魅力。知略で秀吉軍を翻弄する元就(猪野)・隆景(荒牧)は、その戦いかたとは対照的な爽やかさで、信長に反旗を翻して散る光秀(仲田)の意志を継ぐ元親(渡辺)は心を震わせるアツさで、それぞれの信念に生きる戦国武将たちの“生き様”を描き出していた。

 なお本作は、11月9日(水)にBlu-ray&DVDがリリース決定。7月4日(月)17時開演の千秋楽公演は、ニコニコ生放送での生配信も行われる予定だ。戦国武将たちのアツい生き様は、ぜひその目で見届けていただきたい。

●公演概要
◆タイトル:舞台「戦国無双」 ~四国遠征の章~
◆原作:『戦国無双』シリーズ(コーエーテクモゲームス)
◆演出:吉谷光太郎
◆脚本:米山和仁
◆出演:植田圭輔、秋元龍太朗、和田雅成/荒牧慶彦、猪野広樹、渡辺和貴/岸本卓也、 章平、山沖勇輝、平野勇樹、浅井雄一、仲田博喜/合田雅吏/安西慎太郎(声の出演)/アンサンブル:山下潤、隼人、山田諒、仲田祥司、池田謙信、吉田邑樹、並木鉄平、松和樹、古張和貴、外村泰誠
◆日程:2016年6月29日(水)~7月4日(月)
◆劇場:東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo
◆主催:舞台「戦国無双」製作委員会
◆チケット価格:一般指定席 7000円[税込]/プレミアムシート 10000円[税込]
・イープラス
・チケットぴあ
・ローソンチケット
・CNプレイガイド

最終更新:6月29日(水)19時47分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。