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第一原発構内で停電 凍土遮水壁一部設備停止

福島民報 6月29日(水)9時28分配信

 東京電力は28日、福島第一原発で同日午前3時40分ごろ、原子炉建屋周囲の地中を凍らせる「凍土遮水壁」の冷却設備の一部や汚染水からセシウムを除去する装置、敷地内の信号機などが停電により停止したと発表した。凍土遮水壁は一部の復旧を完了し、凍結機能に影響はないという。 
 溶け落ちた核燃料がある原子炉への注水設備や周辺の放射線量を測るモニタリングポストの値に異常はなく、外部環境への影響はないという。東電は敷地内の電気系統に異常な負荷がかかり、送電が止まったとみている。負荷がかかった場所を調べている。 
 凍土遮水壁の冷却設備は稼働している22台のうち10台が止まったが、一部は別系統の電源で動いている。セシウム除去装置は稼働していた2基のうち1基が止まったが、約1時間40分後に復旧した。免震重要棟遠隔監視室で警報が発生し、分かった。事態を受けて、県原子力安全対策課の菅野信志課長は「早急に原因箇所を調査し、再発防止に必要な対策を講じてほしい」と求めた。 
 第一原発では一昨年7月、作業員が多目的運動場照明用受電設備につながるケーブルを誤って切断し、構内の施設などが約7時間停電した。 

福島民報社

最終更新:6月29日(水)9時37分

福島民報