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廃棄物搬入で安全協定 富岡の処分場計画 国と県、富岡、楢葉

福島民報 6月29日(水)9時29分配信

 東京電力福島第一原発事故で発生した福島県内の指定廃棄物を富岡町の管理型処分場で埋め立てる国の計画を巡り、環境省は27日、富岡町、廃棄物の搬入路がある楢葉町、県の三者と安全協定を締結した。丸川珠代環境相が28日の閣議後記者会見で明らかにした。今後、両町の地元行政区とも協定を結んだ上で、早ければ年内にも指定廃棄物の搬入を開始する方針。 
 協定には、県や両町の立ち入り調査、環境放射線モニタリングの実施、異常発生時の連絡、安全確保方針の策定、防災体制の強化、情報の公開、埋め立て完了後の管理などを盛り込んだ。 
 処分場の国有化と安全協定の締結は実現したが、地元の理解を得るための丁寧な対応、輸送計画の策定や地域振興策の具体化はなお課題となっている。 
 楢葉町の松本幸英町長は搬入路がある町内の上繁岡、繁岡両行政区と安全協定を締結する必要性を改めて強調し、「施設の安全性を住民に理解させるのは事業者の義務」とした。 
 富岡町の宮本皓一町長は「地元への丁寧な説明や町民の安全・安心の確保、風評被害対策、地域振興策などに国の責任ある対応を引き続き求めていく」とコメントを発表した。 

■平成27年12月に県、富岡町、楢葉町が国に申し入れた事項
(1)地元の理解を得るための丁寧な対応 
(2)処分場を国有化し、安全協定締結後に廃棄物を搬入 
(3)県と富岡、楢葉両町と協議の上で輸送計画を策定 
(4)町の復興状況や地元の意向を踏まえた地域振興策の具体化、対応状況の報告 

福島民報社

最終更新:6月29日(水)10時3分

福島民報