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韓国第2野党代表が辞任 所属議員らの不正疑惑で引責

聯合ニュース 6月29日(水)16時14分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の第2野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)共同代表は29日、同党の国会議員や幹部らが政治資金法違反容疑で検察の調べを受けていることの責任を取り、辞任する意向を表明した。

 安氏は来年末に行われる次期大統領選の有力候補の1人とされる。2月に結党した同党は4月の総選挙で躍進したが、大きなダメージを受けるのは必至だ。

 同党の王宙ヒョン(ワン・ジュヒョン)事務副総長は4月の総選挙前にPR会社「ブランドホテル」の関係者らを中心にタスクフォース(特別チーム)を立ち上げ、選挙の広報関連業務を依頼した。だが、3~5月の間、TFに直接に代金を支払わず、選挙の広報物の印刷業者とテレビ広告代理店に仕事を依頼した見返りとして計約2億1620万ウォン(約1900万円)をTFに支払わせた疑いが持たれている。

 「ブランドホテル」の共同代表取締役の金秀ミン(キム・スミン)氏(29)は同党の比例代表候補に急きょ抜てきされ、4月の総選挙で最年少当選者となった。

 中央選挙管理委員会は一連の不正を指示した疑いなどで同党の朴仙淑(パク・ソンスク)議員や王氏、金氏を検察に告発。王氏は今月28日に逮捕された。検察は朴氏を事情聴取するなど、調べを進めている。

 安氏は「政治というのは責任を取ることだ」として、「政治的な責任は全て私が負うべきだと思う」と述べた。

 また、同党の千正培(チョン・ジョンベ)共同代表も辞意を表明した。

 両氏は2月2日、結党大会で共同代表に選出された。

 両氏と共に一部の最高委員も辞任する意向を示している。事実上、執行部が総辞職することになりそうで、近く非常対策委員会が党を運営する体制に入る見通しだ。

 安氏は国民の党の看板であり、党の体制が十分に整っていない状況での辞任により同党の混乱は当分の間、収まりそうにない。

最終更新:6月29日(水)16時16分

聯合ニュース