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「写真(Photos)」アプリで明るさ・色・傾きを直そう!

ITmedia Mobile 6月29日(水)20時23分配信

 この連載では時々、超基礎的なネタもやりたいと思っている。今回は、基本中の基本のところを取り上げたい。

【子猫もこんなにキレイにゃ】

●「ピント」「手ブレ」に気を付ける 暗い写真は明るさ調整

 カメラマンの方々は「カメラを構えて撮った瞬間に作品として完成されているべし」と言う。けれども、一瞬でさっと完璧な構図を決めて、さっとセッティングして撮るなんてプロでもない限り無理難題。そこまで写真を突き詰めようと思っている人は、ほんのわずかしかいないはずだ。

 普通の人は、とりあえずピントと手ブレにだけ注意して撮りましょう、と。

 でも、漫然と撮っただけでは伝わらない。写真をSNSに上げるっていうのは「その写真で伝えたいなにか」があるからで、「おいしかったよー」と伝えたいのにその写真がマズそうだったら悲しいわけである。

 そんなときはどうするか。撮った後にひとてまかけてみるべし。こんな感じで。

 面倒くさい作業が必要なわけではない。純正の「写真(Photos)」アプリでササッと明るさをいじっただけだ。手順としてはこんな感じ。


1. 右上の「編集」をタップする。
2. 下に並んでいる左から3番目のアイコンをタップする。
3. 明るさを調整したいので「ライト」をタップし、右にずずっとスライドして明るくする
4. 右下にある完了をタップする

 たったこれだけなので、10秒とかからないのである。

 完了をタップすると、撮った写真が編集済みのものに自動的に置き換えられる。後は共有するなりなんなりすれば良い。

 写真を編集するというと「フィルタをかけること」と思う人もいるかもしれないが、その前に、写真としてちょっとマシにしてやろうというだけのことだ。また、写真アプリで編集すれば、先述のように元の写真と置き換えられるので、枚数は増えない。

 では、間違ってヘンな編集してしまい、「しまった! 元に戻したい」という時はどうすれば良いのだろう?

 簡単、元に戻せばよろしい。一度編集した写真をもう一度写真アプリで編集しようとすると、右下に「元に戻す」というボタンが現れるはず。これをタップすると、いつでもオリジナルの写真に戻せるのだ。iPhoneは内部で“元の写真”も保持しているから、安心である。

 ただし、元に戻すと、今まで写真に加えてきた編集が全て破棄されてしまう。要注意。

●夜景を鮮やか 傾きも直してみよう

 ここから、いくつか例を出してみようと思う。

 まずは、夜の立教大学モリス館。1918年(大正7年)の名建築なのだが、夜に見るときれいなのである。

 でも、よく見るとちょっと写真が右に傾いている。建物を撮るときは変に傾いているともぞもぞする。しかも、目で見たときの印象がいまひとつパッとしない。レンガの赤さや夜空の深い青さが足りないのだ。

 では、写真アプリで編集してみよう。

トリミングツールで傾きをなおす

 傾きを直す場合、写真アプリの「トリミングツール」を選ぶ。トリミング、というと画像の切り出しをイメージしてしまうが、写真の90度回転や傾きの微調整も行えるのだ。

明るさや色を調整する

 明るさの調整は、先ほども登場したスライダーで一気にやる方法もあるが、それでは思い通りにならないこともある。スライダーでの調整は、ただ単に全体を明るくするのではなく、細かく調整しつつ暗いところを持ち上げたり明るすぎるところを抑えたりしてくれるのだが、それが自分の好みと合わないことがあるのだ。

 そんな時は「露出」「ハイライト」など、項目ごとに細かく微調整することもできる。画面を見ながら、シャドウ部を少し持ち上げてハイライト部は逆に抑えて……、カラーをちょっと持ち上げて彩度を上げて……なんていうこともできる。

 そうやって編集した結果が、下の画像だ。

 鮮やかな夜景になったのであった。ちょっと鮮やかにしすぎた気もするけど、まあサンプルということで。

●カラー調整もお手のもの

 暗いところで撮った写真だと、写真アプリの編集機能がとても有効だ。

 とあるお店に飲みに行った時のこと。天井の照明を見ると空になったビールびんがぶら下がっていたのである。

 まず、ライトのスライダーで全体の明るさを調整する。するとこんな感じになる。

 次に、カラースライダーで少し色を乗せる。写真アプリでは色味の調整もできるのだ。全体をガガッと調整するだけではなく、「彩度」「コントラスト」「色かぶり」を微調整することもできる。

 で、カラーを調整した結果がこんな感じ。

 最後に、写真の好きな部分をトリミングしてみる。

 すると、写真はこうなるのだ。

 ぶら下がったビールびんが照明を“個性的”にしているということが良く分かるようになった。

●おまけの猫写真

 写真アプリの編集機能を説明するのに良い写真はないかなと昔撮ったのを探してたら、猫写真ばかり出てきたので、猫写真ネタを行っちゃうのである。

 まずはこちら。

 これ、左手で人差し指を出して猫の気を引きつつ右手で撮っているのでカメラが不安定で、後から見たら盛大に傾いていたという。あちゃ。

 で、傾きと明るさを中心に修正してちょっとトリミングしたのがこちら。

 写真というものは、まっすぐ構えて撮ったつもりでも微妙に傾いていたりするもの。傾くクセがある人もいる。普段は気にならなくても、水平線・地平線が想像できるような風景や縦横の線がはっきりしている街並みや建物を撮ると、わずかな傾きが目立っちゃうもの。撮った後にちょっとだけ補正してやるのはよい手である。

 もうひとつ猫ネタ。子猫はふんわりと明るく撮るとよりそれっぽくなる。でもなかなかそうもいかないよね。

 というわけで、編集前と編集後の子猫をどうぞ。

 写真アプリには、いくつかのデジタルフィルタや白黒写真など、他にも機能はある。今回はトリミング(回転)・明るさ・色の基本レタッチに絞って紹介してみた。

 写真アプリは写真を見るだけじゃなく、基本的な補正をしてくれる便利なアプリなのだ。もうちょっと活用してあげよう。

 「もっと凝った作品に仕上げたい」「アーティスティックな写真にしたい」となったら、別途アプリを用意すべし。その話はまたいずれ。

最終更新:6月29日(水)20時23分

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