ここから本文です

2016上半期ブレイク俳優、1位は「菅田将暉」 ポップな一面打ち出し国民的俳優へ

オリコン 6月30日(木)8時40分配信

 2016年も早いもので折り返し地点を迎えた。そこで、ORICON STYLEでは、この半年のエンタメ事情を振り返る恒例の『上半期ブレイクランキング2016』を発表。「俳優部門」1位には、ドラマに映画、CM、バラエティと引っ張りだこで話題が絶えなかった【菅田将暉】(23)が選ばれた。09年に『仮面ライダーW』で、シリーズ最年少となる16歳でデビュー。以降、確かな演技力を武器に学園モノからシリアス、ヒューマンドラマまで、多ジャンルの作品に出演し着実にその名を轟かせてきた菅田。昨年はドラマ『民王』(共にテレビ朝日系)、映画『明烏』などのコメディでも才能が開花。au CM「三太郎」シリーズでの“鬼ちゃん”役や、バラエティ等で素顔を覗かせることも多く、ポップな一面を打ち出したことで一躍国民的な人気俳優へと躍進を遂げた。

【写真】あどけなさ残る“仮面ライダー時代”の菅田将暉

◆風変わりな私生活とのギャップも魅力的 期待のカメレオン俳優

 “若手俳優の登竜門”と言われる、平成仮面ライダーシリーズで華々しくデビューを飾った菅田。はじめこそアイドル的な人気を集めていたが、ドラマ『35歳の高校生』(日本テレビ系)では“極悪人”と評されるクラスきっての問題児を、NHK朝ドラ『ごちそうさん』では主人公の心優しい息子役を、芥川賞に輝いた田中慎弥の同名小説を実写化した映画『共喰い』や『そこのみにて光輝く』などの問題作では、人間味あふれる登場人物を好演し、演技派として業界内外から注目される存在に。

 そして、自身も「大きな転機になった作品」と語るように、ドラマ『民王』では総理大臣の父と人格が入れ替わってしまう息子役をユーモラスに演じ、コメディアンとしても開眼。上期も月9ドラマ『ラブソング』(フジテレビ系)や映画『ピンクとグレー』、『暗殺教室~卒業編~』など、オリジナルのラブストーリーから原作ものまで、出演作は実にバラエティ豊か。「役によってガラリと印象が変わる」(東京/30代・女性)、「何者にもなれてすごい」(京都/50代・男性)というように“カメレオン俳優”として高く評価されている。下期も10年ぶりの続編となる映画『デスノート Light up the NEW world』や朝井リョウ原作の『何者』など、話題作の公開が控えており、今後の活躍にさらなる期待が寄せられている。

 お茶の間の人気を集めたきっかけとしては、時折ゲスト出演するバラエティ番組で覗かせる“素の顔”も大きく関わっている。例えば大のファッション好きで、その男前なルックスとは裏腹に、私服はヴィンテージの古着だったり、ダボダボのスラックスだったり、雪駄を履いてみたり…とかなり風変わり。また、趣味は服作りやバンド練習。5月に『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際は、“この世で1番会いたい人”と語るほどのファンだったというダウンタウンと初対面し、感動のあまり泣いてしまうというひと幕も。役者として確かなつめ痕を残しているからこそ、そのギャップが「かわいい」(千葉/30代・女性)、「すごく好感度が上がる」(徳島/50代・女性)と彼をより魅力的に見せているようだ。

◆“塩顔”を武器に自然体の演技で役にハマるイケメンたち

 続いて2位は、『MEN'S NON-NO』(集英社)の専属モデルを務め、女性はもちろん男性人気も高い【坂口健太郎】(24)。10年にモデルとして芸能界入りし、俳優デビューは14年。これまで特に演技経験はないというが、その自然体な芝居が受け、今年は月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)や『重版出来!』(TBS系)、映画『64―ロクヨン―』前・後編など、話題作に出ずっぱり。中でも、今なお高視聴率をキープするNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』での愛くるしい植物オタクな帝大生役のインパクトは大きく、「少し天然な星野を魅力的に演じていて好感度が上がった」(東京/20代・女性)、「朝ドラで老若男女が認知したと思う。今後がより一層楽しみです」(大阪/50代・女性)との声が多数。

 3位にランクインしたのは【山崎賢人】(21)。これまで映画『orange』、『ヒロイン失格』など、数々の少女漫画原作の物語で“ヒーロー”を演じヒットに導いてきたが、上期に出演した映画『オオカミ少女と黒王子』も国内映画ランキング初登場2位(興行通信社)という好調な滑り出しで今なおヒット中。15年にNHK朝ドラ『まれ』の頑固な漆職人役で知名度を上げた山崎だが、最近は“さわやかな王子”を演じさせたら右に出るものはいないと言ってもいいほど、その役どころがハマっている。世間にもそのイメージが定着しており、「さらに注目度が増した」(静岡/30代・女性)と支持された。共に“塩顔イケメン”としても人気の坂口と山崎、そのルックスのせいか印象も少々“薄く”思われがちだが、反対にそれを武器に俳優として確かな足跡を残している。

◆イケメンだけじゃない! “超個性派”が大躍進

 ブレイクしたのは、何も“イケメン”ばかりではない。山崎に続く4位に登場したのは、やたら太いまゆ毛にきのこヘアがトレードマークの【加藤諒】(26)。インパクト大のキャラクターでここ最近バラエティでも活躍中だが、10歳のとき子役としてデビューした加藤のキャリアは長く、この上期はNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』や『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)など話題作に出演し、遺憾なくその存在感を発揮。「キャラの濃さで脇役として重宝しそう」(埼玉/30代・男性)との声が寄せられた。個性が光った俳優としては、7位のお笑いコンビ・ラーメンズ【片桐仁】(42)も同様。コントや舞台で培った演技・アドリブ力で、ドラマ『99.9 ―刑事専門弁護士―』(TBS系)では、ユーモアたっぷりのパラリーガルを好演。彫刻家として発表してきたユニークな粘土作品も登場し、彼の持つ魅力が広く世に広まるきっかけとなった。

 一時は円熟味あふれる“オトナの俳優”たちの活躍に押されがちなイメージがあったが、それに負けじと挑んできた若手勢の努力が実を結び、新たな才能が続々と開花。共に刺激し合い好循環が生まれている。これらの結果を見ても分かるように、年齢やルックス、主役脇役を問わず、新たなスターが誕生しているのが近年の演劇界の面白いところ。下期は一体どんな才能が花開くのか、非常に楽しみである。

【調査概要】
調査時期:2016年6月8日(水)~6月14日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

最終更新:6月30日(木)8時40分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。