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絶滅危惧のコサンケイすくすく 鯖江市西山動物園で誕生

福井新聞ONLINE 6月29日(水)8時36分配信

 絶滅の恐れがあるキジの仲間コサンケイのひな1羽が福井県の鯖江市西山動物園で初めて、親鳥の抱卵による自然ふ化で誕生し、すくすくと育っている。同園で公開している。

 5月に産まれた卵10個のうち9個はふ卵器に移した。残り1個は「親鳥が必死で温め続けていた」(同園)ため、試しに育てさせたところ6月2日に自然ふ化したという。これで同動物園で飼育されているコサンケイは、他県の動物園から借り受けている成鳥の2羽と人工ふ化の5羽、自然ふ化の1羽の計8羽となった。

 自然ふ化のひなは15日現在、体長約6センチ、重さ約30グラムで、ふわふわとした薄茶色の毛が生えている。親鳥の後を追いちょこちょこと歩く愛らしい姿が見られる。半年ほどで性別が判明し、1年ほどで成鳥になるという。

 国際自然保護連合のレッドリストによると、コサンケイは絶滅危惧種の中でも、ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高い「CRランク」に指定されている。同園によると、国内では野生はおらず、2014年時点で全国10カ所で31羽が飼育されている。自然ふ化は全国でも例があるという。

福井新聞社

最終更新:6月29日(水)8時36分

福井新聞ONLINE