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アピタ 群馬県内2店閉店へ 笠懸、館林 採算悪化で整理

上毛新聞 6月29日(水)6時0分配信

 総合スーパーを展開するユニーグループ・ホールディングス(愛知県稲沢市)が、群馬県内の「アピタ」の笠懸店(みどり市笠懸町阿左美)と館林店(館林市楠町)を来年相次いで閉店することが28日、分かった。ユニーが進める不採算店整理の一環。閉店後、館林店が入居する館林つつじの里ショッピングセンター(SC)は新装開店する方針だが、笠懸店の跡地利用の見通しは立っていない。

◎各店舗周辺 影響を懸念

 笠懸店は年明け、館林店は来年6月に閉店する。両店はユニーの直営部分とテナントで構成され、テナントを除く社員、パート数は笠懸店が66人、館林店が85人。既に従業員やテナントに閉店方針を伝えている。理由について、ユニーは「採算の悪化と利益回復のめどが立たない」と説明。従業員の雇用は今後、協議しながら決めるとしている。

 大手コンビニのファミリーマートと経営統合するユニーは、総合スーパー事業を見直し、全国の不採算店の閉鎖を進めている。県内では、両店に加え前橋、高崎、伊勢崎の3市のアピタのほか、藤岡市に「ピアゴ」を展開しているが、笠懸、館林以外に閉店の予定はないとしている。

 笠懸店は1997年に開業、現在24のテナントが入居している。土地所有者の1人は跡地利用について「まだ分からない」とした。

 館林店は96年、つつじの里SC内に開業し、現在23のテナントがある。関係者によると、アピタ閉店後、SCの運営会社が別店舗の入居を募って改装し、営業する考え。SCに入るアピタ部分以外の60余りのテナントは、残留の意向を示しているという。

 みどり市商工課は「多くの市民が利用していた商業施設の閉店は残念。地域の雇用も少なからず影響を受けると考えている」とした。安楽岡一雄・館林市長は「市民に親しまれていた店なので残念。雇用、消費面など影響が心配だが、新しい店が入り、雇用拡大につながるよう協力していきたい」と語った。

 笠懸店の近くに住む男性(65)は「立地も良かったのに閉店するとは驚きだ。普段からお年寄りの客が多く、困る人が出てくるのではないか」と話した。

最終更新:6月29日(水)6時0分

上毛新聞