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オスプレイ、脊振山付近で低空訓練の見通し 佐賀

佐賀新聞 6月29日(水)11時50分配信

防衛省、佐賀市特委で言及

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を巡り、防衛省の辰己昌良審議官は28日、目達原駐屯地(吉野ケ里町)のヘリと同様に脊振山付近でオスプレイが低空飛行訓練するとの見通しを示した。議会側は対象区域の住民への説明を求め、辰己氏は「(オスプレイが訓練する際は)地元の人と調整して進めたい」と答えた。防衛省が県内の具体的な訓練場所に言及したのは初めて。

 佐賀市議会の特別委員会に辰己審議官や川嶋貴樹九州防衛局長らが出席し、市議の質問に答えた。

目達原ヘリの区域利用

 目達原駐屯地のヘリ約50機は、佐賀市や神埼市郡の脊振山付近で低空飛行訓練を実施している。オスプレイが低空飛行訓練する区域について問われ、辰己氏は「基本的に今やっている区域以外で低空飛行訓練をすることは考えていない。オスプレイも今の区域を利用する」と明言した。

 また佐賀空港に新設する駐屯地の造成面積について、辰己氏は「将来的にも(現提案の)33ヘクタール以上を整備することはない」と断言した。整備地と追加で取得する保安用地を区別した見解を示した。

 県条例の環境影響評価(アセスメント)を回避するために段階的に用地取得する考えを藤丸敏防衛政務官が発言したことを問われて答えた。辰己氏は「藤丸政務官自身も国会で不適切だったと陳謝している」と述べ、施設用地を拡張しない方針を説明した。

 防衛省は昨年8月時点では「安全保障環境の変化により、用地面積を増加する可能性が生じた場合は関係自治体に説明する」としていた。保安用地の取得範囲は「地権者との交渉が煮詰まらないと示せない」と述べるにとどめた。

最終更新:6月29日(水)11時50分

佐賀新聞